東近江消防本部は26日、飲酒運転で物損事故を起こした指令課勤務の男性消防士長(54)を地方公務員法違反(信用失墜行為)で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同本部によると消防士長は今月18日午後6時ごろ、東近江市中野町の県道で、酒気帯び状態で乗用車を運転し、信号待ちをしていた車に衝突。けが人はなかった。消防士長は職場の懇親旅行に参加し、バス車内や昼食時にビール1リットルと日本酒4合を飲み、帰宅中だったという。
会見した藤川茂幸・消防長は「命を預かる職業にあって起こしてはならない不祥事。信頼回復に努めたい」と謝罪した。【後藤直義】
毎日新聞 2010年1月27日 地方版