2010年 2月 12日
宇野・高松航路 フェリー2社撤退
宇野港と高松港を結ぶフェリー会社2社が来月26日でフェリーの運航を取りやめることになりました。高速道路の大幅割引などによる経営難が撤退の理由です。宇野・高松間のフェリーの運航から撤退するのは、四国フェリーと国道フェリーの2社です。この区間の運航はこの2社だけで宇野・高松のフェリー航路は無くなります。去年3月に始まったETC割引で、瀬戸大橋の料金が1000円となったことなどで、フェリーの利用客は前の年の7割に減少。減便などの経営努力を続けてきましたが、国が高速道路無料化に向けて動き出していることで、これ以上の運航の継続は困難と判断したということです。宇高航路は今年6月に100周年を迎えます。運航は、来月26日の最終便までとなっています。

高松道でバスなど4台が衝突事故
11日夜、高松市の高松自動車道で観光バスが中央分離帯に衝突し、乗用車3台が追突する事故がありました。事故当時、バスの運転手は意識を失っていたということです。11日午後8時40分ごろ、高松市田村町の高松道上り線で高松市に本社を置く東交バスの観光バスが中央分離帯に衝突し、さらに乗用車3台が次々に追突しました。この事故で、乗用車の59歳の男性が軽いケガをしました。バスの乗客11人にケガはありませんでした。警察によりますとバスがふらつくなどして左側の壁や中央分離帯に衝突したため乗客が運転席を見ると43歳の男性運転手が意識を失っていました。このため乗客がブレーキを踏んでバスを停止させたということです。運転手は病院に運ばれましたが命に別状はないということです。運転手は先月18日に健康診断を受けた時には問題はなかったということです。

駐在所で拳銃自殺した長男 書類送検
先月21日、岡山県新庄村の駐在所で巡査部長の拳銃で長男が自殺した事件で、岡山県警は12日、死亡した長男を銃刀法違反と窃盗の疑いで書類送検しました。書類送検されたのは、新庄村の駐在所に勤務する巡査部長の高校1年生の長男(16)です。警察の調べによりますと長男は先月21日、駐在所のロッカーから拳銃をモデルガンとすり替えて持ち出した疑いです。長男はその後、拳銃で頭を撃って自殺しました。本来しまうべき保管箱に拳銃を保管していなかったとして警察は巡査部長(55)を12日付けで戒告処分にしました。警察では今後、駐在所の警察官が日常的に使う部屋に保管箱を設置したり、すり替えられてもすぐに分かるよう、拳銃のグリップに刻印を取り付けるなどの対策を講じることにしています。

チボリ公園跡地 倉敷市が用地購入で合意
倉敷市はチボリ公園跡地に計画している市民公園についてクラボウとの用地交渉がほぼ合意に達したことを明らかにしました。伊東市長は12日、会見でクラボウから公園用地1ヘクタールを11億円以内で購入するめどがたったことを明らかにしました。公園整備の総事業費は土地の取得費用を含めて約16億円に上るということです。市では財源を最小限に押さえるため国庫補助を活用し、水と緑の憩いの空間として整備して行きたいと話しています。着工は早ければ今年の夏ごろの予定で、イトーヨーカドーを事業主体としたアウトレットゾーンも来年冬に開業することになっています。