新潟市は15日、秋葉消防署の男性消防士長(55)が酒気帯び運転で今月5日に検挙されたとして、15日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
同市消防局によると、消防士長は5日午前11時過ぎ、燕市内で自家用車を酒気帯び運転していたとして検挙された。消防士長は昨年末、身内に不幸があり、検挙前日の4日夜、あいさつに立ち寄った親類宅で飲酒。5日に親が亡くなったとの知らせを受け、走行中に兄弟らと携帯電話で連絡を取っているところを警察官に見つかり、酒気帯び運転が発覚したという。
同市消防局総務課は「不幸が重なった中という事情はあっても、処分せざるを得ない」としている。【小川直樹】
毎日新聞 2010年1月16日 地方版