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B・N・Fのトレード手法 |
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2000年のITバブル崩壊以降、日経平均株価は暴落の一途をたどります。
そんな中、2001年10月に短期売買を始めたBNF氏は現物のみで、160万円をわずか1年半で1億円に増やし、その後150億円という資産を築き上げます。
一体彼はどんな手法を使って資産を増加させたのでしょうか。
その謎を解く鍵は、彼が出演した雑誌や、2ちゃんねるのスレッドで、彼が多くを語ってくれています。
それによると、2001年〜2003年の下げ相場では8割が逆張りで、2003年以降の上げ相場では8割が順張りだそうです。
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B・N・F の逆張り手法 (2001〜2003年・下げ相場) |
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この逆張り手法で、BNF氏が用いたのが「25日移動平均線乖離率」です。
BNF氏の手法は、この乖離率を見て マイナスに大きく乖離している銘柄を買い、その銘柄が反発し乖離率0%へと回帰してゆく途中(BNF氏曰く
30%乖離した株が15%乖離に収縮すれば十分に逆張り成功)で、1泊2日のスイングトレードで売り抜ける(長くとも2泊3日で売り抜ける)というものです。これがBNF氏の言う下げ相場での逆張り手法です。
以下、B・N・F氏が用いた乖離率の目安です。
「デイ・スイング 超短期売買技法研究会 その2」 スレッドより
セクター |
乖離率 |
サービス |
22%〜30%以上 |
銀行 |
20%〜30%以上 |
店頭銘柄のIT関連以外で
バブル崩壊以降に上場した銘柄群 |
22%〜32%以上 |
店頭のIT関連 |
25%〜45%以上 |
マザーズの銘柄群 |
28%〜60%以上 |
B・N・F 氏曰く、日経平均が暴落していた当時は 30%以上乖離している株が多数あり、中には60%以上もあったそうです。
「クラリオン(6796)」「住友重機(6302)」などは、当時BNF氏が大きく儲けた銘柄の一部です。
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右図は、住友重機(6302)の
2001年〜2002年の日足チャートと、
25日移動平均線です。
BNF氏の言うように、
移動平均線から大きく乖離したところで、
リバウンドしているのが分かります。
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しかし当然ではありますが、この乖離率の目安というのは、その時の相場の流れや、地合によって大きく変わってきます。
この乖離率について、B・N・F氏は以下のように語っています。
この乖離率は、99年、00年に急騰した株が多くあり、
更に01年の厳しい下げ相場が前提の設定で、強い相場ではなんの意味もないです。
またいつか きつい下げ相場が来るとしても 次に乖離のきつい下げをするのは上に上げたセクターや銘柄群とも限りませんし
その時の乖離率の設定もまた変わると思います。
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結局は、その時の地合の見極めが大事で、単に乖離率だけを見て逆張りをするだけではダメなようです。
ちなみに、2006年6月発売の「NET M@NEY 7月号」の取材でB・N・F氏が語っていた乖離率は、01年のそれとは大きく異なっていました。
「NET M@NEY 」で、B・N・F氏が語った乖離率の目安は次の通りです。
セクター |
乖離率 |
ハイテク |
10%〜15%以上 |
電機 |
10%〜15%以上 |
化学 |
7%〜10%以上 |
食品 |
7%〜10%以上 |
薬品 |
5%〜10%以上 |
証券 |
5%〜10%以上 |
【参考スレッド】
デイ・スイング 超短期売買技法研究会 その2
デイ・スイング 超短期売買技法研究会 その3
神風第2波-(株主優待臨時スレPart2)
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B・N・F の順張り手法(2003年〜以降・上げ相場) |
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CIRCUS 2006年04月号 より記事を抜粋
1. 先物相場を常に監視する
B・N・F氏曰く、
「先物相場は、日経平均の動きに先だって動くため、非常に利用価値が高い。」
「先物が急騰したら日経平均に連れ高する主力株を買い、下落したら売る。」
「どちらかといえば、先物が動いた瞬間、どれだけ早く反応できるかの勝負ですよね。」
「注文を出す場面になると、考えるより先に手が動く。それほど反射的なんです。」
2. 相場の雰囲気を読み「連れ高銘柄」を狙う
株価が連動するグループ銘柄をセクター別に抑えておく。
(例)鉄鋼銘柄: 住友金属、新日鉄、神戸製鋼、JFE
造船銘柄: 三井造船、三菱重工、石川播磨、川崎重工、佐世保重工、日立造船
BNF氏曰く、
「連れ高する瞬間を見極めるには、様々な企業の値動きを1日中見て、体得するほか無い」
「マーケットスピードに600〜700銘柄を登録して常に値動きを監視し続けます」
「600〜700銘柄を見続けると、一気に下がっていたハイテクが値を戻し始め、すると日経平均が上がり、相場が強くなってきたのを受けて鉄鋼も騰げ始める、というイメージが瞬時に湧く。」
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左図は、BNF氏の挙げた
連れ高する造船銘柄の
3日間の日足チャートです。
BNF氏の言うとおり、
見事に連動した動きになっているのが分かります。
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