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【政治】

法令解釈担当 枝野氏に変更

2010年2月13日 朝刊

 平野博文官房長官は十二日午後の記者会見で、鳩山首相が十日に枝野幸男行政刷新担当相を任命した際に法令解釈も担当するよう指示していたことを明らかにした。国会での憲法解釈をめぐる答弁は枝野氏が主に担う。法令解釈の担当閣僚を置くのは異例。

 鳩山政権は内閣法制局長官に国会答弁をさせていないため、これまで平野氏が憲法解釈を担当してきた。平野氏は天皇陛下の公的行為や憲法九条解釈をめぐる答弁に窮する場面が続いており、首相が平野氏に「失格」を言い渡した格好だ。

 平野氏は記者会見で、枝野氏が弁護士で党憲法調査会長も経験したことを挙げ「一番適任だ」と述べた。自らが外れることに「私ももうプロに近くなってきたが、残念」と悔しがった。

 

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