岡山放送局

2010年2月12日 19時28分更新

倉敷市来年度予算


倉敷市の来年度の当初予算案は、国からの交付税などの増額に伴って大型の建設事業費などを増やしたため、一般会計の総額は1633億円余りと過去最大の規模となりました。

倉敷市の来年度の当初予算案は一般会計の総額が今年度の当初予算より149億円余り、率にして10%増えて1633億5700万円と過去最大の予算編成となりました。

このうち歳入では景気の低迷などの影響を受けて市税収入が今年度より48億円減少しましたが、国からの交付税が21億円増えたほか、国が将来、支払うことを前提に市が借金をする「臨時財政対策債」が48億円増えるなど全体として今年度の当初予算を上回りました。

これを受けて歳出面では、小中学校の校舎の耐震化などを含む建設事業に今年度より54億円多い、224億7600万円を盛り込むなど積極的な予算となりました。

また、民主党政権が政権公約として掲げている子ども手当の予算89億円も盛り込まれています。

このほか、中小企業への補助など地域経済の活性化事業に1億7000万円、電気自動車の普及促進のための購入費補助事業に900万円などが計上されています。

市は、この予算案を今月19日から始まる倉敷市定例市議会に提案することにしています。