2010年2月12日 19時28分更新
去年7月、山陽自動車道のパーキングエリアで起きた殺人未遂事件を審理する裁判員裁判は検察側が懲役9年を求刑したのに対して弁護側は懲役2年6か月が相当だとする意見を述べました。
裁判員が審理しているのは去年7月、鹿児島市の元トラック運転手、松永雄被告(32)が山陽自動車道の瀬戸パーキングエリアで元同僚で当時39歳の男性の胸などを持っていた折りたたみナイフで刺したとして殺人未遂の罪に問われている事件です。
12日の審理で検察側は「被告は話していることが一貫しておらず反省しているとは思えない」と述べ、懲役9年を求刑しました。
これに対し弁護側は、被告に被害者を殺すつもりは無かったと主張し、傷害の罪で懲役2年6か月が相当だと意見を述べました。
裁判員はこのあと裁判官と話し合う非公開の評議を行い、判決は来週の月曜日に言い渡される予定です。