百聞は一見にしかず 2010.02.12
盛り上がってきましたね、バンクーバーオリンピック。
現地では暖冬で雪が降らない事が深刻化しているみたいですが、まぁ色々と対策はしているみたいなので、大会が始まってしまえば、『いやぁどーなることかと思ったけど・・・』なんて話になるでしょう。
そんな雪不足より心配なのは日本代表の決定力不足!
忘れてはいけないのが、今年はワールドカップイヤーってこと!
東アジア選手権も始まり、サッカー界はバンクーバーに負けないくらい熱を帯びてきています。
というわけで、我らが岡田JAPANの取材に先日行って感じてきたことをちょっと書かせて頂きます。
合宿を訪れたのはベネズエラ戦で0−0と無得点に終わった翌々日。つまり中国戦の2日前です。
こんな時はチームの雰囲気もピリピリしていたりするのかなぁと、慣れない現場に不安を抱いていましたが、選手の表情は想像よりもはるかに明るく、生き生きしたものでした。驚いたのは指揮官・岡田監督が一番と言っていいほど笑顔だったこと。これは余裕からくるものなのか、はたまた空元気か・・・最近やけにプラス思考な岡田監督に少し違和感を感じながらも取材を始めようと張り切ったところで、広報から一言。
『今日は途中から非公開でーす!』・・・ん?・・あ!!そう、これがテレビでよく聞く非公開練習!
もっと殺伐とした空気でやるのかと思っていたのに、意外と軽い感覚でやるんだというギャップに少し驚き、ニュースでよく耳にした『非公開』という言葉に少し感動。。。。
おいおい、それを仕事にしてる奴がそんな事にいちいち感動してんじゃねぇよ。と思った方!
しますよ、日本代表ってだけでもテンションあがりますよ、人間ですもの!
でも冗談じゃなく、そういう日々の感動がこの仕事の楽しみであり、やりがいであり、逆にソレがなければ楽しく仕事はできません。どうせやるなら楽しく仕事しなければ!これ受け売りですが最近の自分のモットーなんです。
話は戻り、『非公開練習』文字通り公開しないんです。メディアは締め出し。寒い中応援に来たサポーターも締め出し。なので練習後の選手や監督を囲んだ取材では記者は内容を聞き出そうと必死です。
そしてそれを冗談っぽくはぐらかす岡田監督。一筋縄ではいきません。オシム程ではないですが。
どんな練習をして、誰がどんな動きで、調子がよかったのは誰で・・・幾ら情報を聞き出しても実際に見るのにはかないません。質問時間も限られています。本来自分の目で見て、感じたことを文章や映像を駆使して伝えるのがメディアのお仕事。話だけを聞いて記事にするのは正直しんどい。
『百聞は一見にしかず』うーん。チームの為とはいえ、困ったものです。
あっそれとこぼれ話を一つ。
練習後、選手を出待ちしてサインをもらっていた小学校低学年くらいの少年が稲本潤一選手のサインをもらって笑顔で戻ってくると、その少年の友達が一言。
「イナモトって誰?」
・・がんばれ黄金世代!まだまだ30歳!男はこれからだ!!
From:番組スタッフT.K.