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オバマ大統領、18日にダライ・ラマと会談

2010年2月12日11時3分

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 【ワシントン=村山祐介】米ホワイトハウスのギブズ大統領報道官は11日の会見で、オバマ大統領がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と18日にホワイトハウスで会談すると正式に発表した。

 米インターネット検索大手グーグルへのサイバー攻撃や台湾への武器売却決定などで米中対立が強まっているが、中国政府の事前の抗議を押し切った。中国政府はこれまで報復措置を強く示唆しており、武器売却時の米中軍事交流の停止や米企業への制裁に続く新たな対抗措置に出る可能性がある。

 報道官はダライ・ラマについて、「国際的に尊敬を受ける宗教指導者であり、チベットの権利についてのスポークスマンでもある」と説明。「大統領は活発で建設的な対話を楽しみにしている」と語った。米中関係への影響については、「中国とは十分に成熟した関係になっている」と述べた。

 会談する部屋は、各国首脳との公式会談に使われる大統領執務室ではなく、私的な会合などに使う「マップルーム」になる。報道官は「歴代大統領も執務室は使っていない」とする一方、部屋の選定はオバマ氏自身の判断だったと説明した。

 米大統領は1991年以来、ダライ・ラマがワシントンを訪問した際は会談するのを慣例としてきたが、オバマ氏は初訪中を控えた昨年10月、慣例を破って首都滞在中のダライ・ラマとの会談を先送りし、国内外の批判を浴びた経緯がある。再訪時の会談はそのときからの「公約」で、オバマ氏は昨年11月の訪中時に中国側にも伝えていた。

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