エイベックス系歌手・浜崎あゆみ所有の「要塞ビル」に見る〝怪〟
エイベックス・エンタテイメント所属の歌手「浜崎あゆみ」(本名=濱崎歩)は、東京・南青山6丁目に地上5階建て地下1階付のビル(=左写真)を所有している。浜崎はこのビルを個人事務所兼自宅として使っていると見られるが、むき出しになった監視カメラ数台が設置され、ほとんどの窓にも鉄格子がはめ込まれるなど、さながら〝要塞ビル〟の様相だ。
登記簿謄本によると、浜崎は05年10月5日に同ビルを買っている。ところが、その際に金融機関からファイナンスされた形跡が一切ないのだ。当時の評価で数億円は下らないと見られる同ビルを現金でポンと買ったとでも言うのだろうか。
この登記簿謄本を遡ると実に面白いことが分かる。同ビルの建物登記は8筆で、それぞれに敷地権が付いているのだが、これをまとめて01年4月に買い取ったのは、あの「アーバンコーポレイション」だった(その際の根抵当権・極度額4億円)。ところが、8カ月後の同年12月にはエイベックスGH社長の松浦勝人(当時=同社執行役員)へ売却されている。その際のファイナンスは極度額5億円だった。
松浦がこのビルをどのように使っていたのかは不明だが、2年後の03年11月、今度は不動産会社「ダイナシティ」に売却していた。その際、ダイナシティは同ビルを担保に6億6000万円をノンバンクから借りており、表面上、松浦側に1億6000万円前後の転売益がころがり込んだ計算になる。
ところが、不思議なことにダイナシティはこのビルを1年3カ月ほど抱き続けた後、再び04年2月にエイベックスGH常務取締役の小林敏雄(当時=同社執行役員)へ売却していた。しかも、小林は登記簿謄本上、どこからも借金せずに同ビルを購入した形になっている。ちなみに、小林は同社設立メンバーの一人で、現在は松浦と並ぶ大株主だ。
こうして見ると、松浦→ダイナ→小林という同ビルの所有権移転だけでも、何か裏があると思えてくるのは本誌だけであろうか。
その後、エイベックスGHは04年8月、〝松浦vs依田巽〟の対立が表面化し、有名なお家騒動がおきている。この時、浜崎あゆみは松浦側に付いたため、当時、会長兼社長だった依田は辞任に追い込まれている。まさか、その〝論功行賞〟ではないだろうが、翌05年10月に同ビルの名義は浜崎あゆみに移っていたのである。(敬称略)
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