診断後の気持ちの変化(その5)
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前回、"今の自分"に必要な情報だけに絞った、ということを書きました。
実は、あすぺさんは、すべての情報を大切だと感じてしまいます。
ですから、
自分の判断基準を作って、意識的に振り分けるようにすると混乱を抑えることができます。
例として、私が必要な情報を絞っときの思考過程を見てみましょう。
まず、絞る基準にしたのは、読んだときの"自分の気持ち"でした。
こういうと、何かいい加減な感じがしますが、
"なぜ、そういう気持ちになるか”理由を考えてみます。
そこには、きちんとした理由があります。
その理由を自覚して調整することが、はじめの一歩になんですね。
情報の重みを、気持ちとそう感じた理由から分類したものをまとめました。
参考にしていただければ、幸いです。
---
<1>今の自分が成長するのに必要な情報
・"なるほど!"、"目からウロコ!"と感じるもの。
→そう感じるのは、
受容れやすく、かつ、
自分の抱える問題解決に使えることを
直感しているから。
・共感できる内容であること。
→「アスペルガーあるある失敗談」的では
ないもの。
感情的でなく、論理的に納得できるもの。
<2>現状では、受容れられるレベルに達していない情報
(将来的には、受容れるべき情報)
・"つらい"と感じるもの。
→必要性は認めているのだけど、
受容れることに抵抗が大きい。
抵抗があるのは、何か原因となる考えがあるか、
完全に納得できていないから。
焦らず少しづつ問題を解決していくうちに、
受容れられるようになる。
<3>必要ではない情報
・明らかに悪意をもって書かれた、誹謗中傷が中心となっているもの。
→嫉妬・怒りがこのような発言をさせるのだ、
ということだけ確認すればよい。
書かれている内容自体は参考にならない。
・「アスペルガーあるある失敗談」&つらい・悲しい
という感情のみが書かれたもの。
→筆者の目的は
「私の痛みをわかってほしい!」ということ。
自分の目的(問題解決のための情報)とは異なる。
(その痛みは自分が一番よく知っていますしね。)
もちろん、応援・励ますことは、
情報収集とは別の問題ですから、OKとしました。
---
<2>については、
"嫌なことから逃げている"と自分を責めてしまいそうになりました。
しかし、勉強でもスポーツでも、自分のレベルを見極めて、
その成長に合わせた学習が必要です。
小学生にいきなりプロと同じ練習をさせても、怪我をするだけですよね。
それに加えて、
あすぺさんは、自分のペースを乱されると
うまくできるはずのこともできなくなります。
だから、自分のレベルを見極めて、かつ、
他人のペースに引きずられないようにするのは
あすぺさんには、とても大切なスキル
だと考えました。
<3>については、
嫉妬や怒りの原因を知るための資料と言えなくもないですが、、
たいていの場合、原因となった自分の怒りや嫉妬については言及せずに、相手の非難に終始しています。
そのため、"字義通り"の解釈をするアスペルガーにとっては
原因が書かれていないために、さらに混乱してしまいます。
また、同等の情報は、支援者用の解説本から得られるので、
わざわざ読むメリットは、ほとんどないと思います。
…こうして、情報を集めているうちに気づきました
アスペルガーの診断を受けるための情報も、
あすぺさんが前向きになれる情報も、
探すのが大変!!
それじゃぁ…
”なければ自分でつくっちゃえ!"がモットーのあすぺさん
「あすぺんさんが、前向きになれる情報を発信できないかなー」
この頃から、ブログでの情報発信を考え始めました。
次回は、ブログ開始前後に考えたことを中心にお話します。
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