しーた

カメなら水中を行け!

2009-11-07 23:40:00 テーマ:あすぺさんの気持ち

※携帯でご覧の方へ:4コマ漫画は、選択してOKすると、拡大されて読みやすくなります。


私はアスペルガー症候群でしーた♪-がんばれあすぺさん045




今日は、再び「ウサギとカメ」のお話です。


以前、普通の人がウサギだとすると、あすぺさんはカメだという話をしました。
(※以前の記事「『劣等感』は自分の可能性を狭める?」コチラ )


そう。


カメだって、水に入れば、ウサギなんかよりもずっと早く泳げるんでしたよね。

つまり、自分の得意分野であれば、ウサギなんか及びもつかないほど、すごい能力を発揮できるのです。




しかし、普段の生活・仕事では、なかなか得意分野ばかりというわけにはいきません。



では、ぜんぜんだめなのか、というと、そうではありません。




ある目標を達成するための方法を工夫すれば、カメもウサギよりも、効率的にできることもあるのです。



冒頭の4コマ漫画のように、地上の道は凸凹で障害だらけで回り道でも、池をまっすぐ泳いでわたることができれば、とても早く、簡単にゴールにつくことができます。


カメにとっては、地上の凸凹道を進むよりも、得意な泳ぎを生かして、池を泳いだほうがラク安全早いに決まっています。



カメカメはそのことに気がついて、そうしようとします。



しかし…
泳ぎが苦手で嫌いなウサギウサギから見ると


「泳ぐ?!溺れたらどうするの?
何をバカなことを言っているんだ!
そんな面倒な方法がいいわけないだろう!」


と、反対するでしょう。


確かに、ウサギウサギにとってはそのとおりです。
けれど、カメカメにとっては、水の中を泳ぐほうが安全でラクで早いに決まっています。


最悪の場合、凸凹道を行く方法では、落とし穴にはまって出られなくなって、カメはゴールにたどり着けないかもしれません。途中で、干からびて死んでしまうかもしれない危険な方法なのです。


そう考えると、


カメカメは、池を泳いでいく
ウサギウサギは、凸凹道を飛び跳ねていく


それぞれの得意な能力を生かして同じゴールにたどり着くのが、一番良い方法なのです。



さて、
カメカメウサギウサギ…という話であれば、コレは誰もがうなずける話ですよね。


けれど、「多数派(うさぎ)」と「あすぺさん(カメ)」という話なると、なかなかうなずいてもらえないのです。



多数派(ウサギ)にとっては、楽なやり方であっても、あすぺさん(カメ)にとっては、難しい場合が多々あります。


一方で、あすぺさんのもつ特殊な能力(カメの泳ぎ)を使えば、多数派(ウサギ)とは違う方法で、目的(ゴール)を早くラクに達成することが可能なのです。


しかし、たいていの場合、「普通(多数派)のやり方と違う」という理由で、あすぺさんの方法を拒否されてしまいます。

たいていの場合、多数派(ウサギ)のやりやすい方法(地上の凸凹道を走る)を強制されます。


けれど、それは、多数派(ウサギ)の思い込みなのです。


あすぺさん(カメ)には、多数派(ウサギ)にはない能力があります。
その能力を使えば、多数派(ウサギ)にとっては「たいへんな」(泳ぐ)方法であっても、あすぺさん(カメ)には最高の方法なのです。


あすぺさん(カメ)自身はそのことがわかっているので、自分のやり方を貫こうとします。


けれど、こうした行動は、多数派(ウサギ)にとっては、「頑固」だとか、「人の話を聞かない」という風に見えるのです。



具体的な例を挙げて考えましょう。


あすぺさんの中には「カメラアイ」という特殊な能力を持つ人がいます。
(追記11/14:私自身はカメラアイではありません。画像による記憶はしますが…)


一度みたものを、まるでカメラで写真を撮ったかのように正確に映像として記憶できる、
という能力です。


このカメラアイの人と普通(多数派)の人が、
「英語の単語を覚える」という場面を考えてみましょう。


普通の人は、何度も英単語を発音しながら書いて、覚えます。


しかし、カメラアイの人にとっては、そんな方法よりも、単語帳をじっと眺めて目、映像として丸暗記して、必要なときには、その映像をまるで辞書を調べるようにして探すほうが、楽なはずです。


しかし、普通の人に"単語帳を眺めてまるごと映像として覚えたほうが早いよ"と勧めたところで、そういう能力がありませんから、"そんな映像を丸ごと覚えるなんて無茶なことできるわけがない!"と拒否されるでしょう。
それよりも"普通に書いて単語を覚えるほうがラクに決まってる"と言われるでしょう。


けれど、あすぺさんにとっては、言語的な記憶は苦手ですから、普通の方法では、時間がかかってむだな労力が必要になります。時間がかかりすぎて、全ての単語を覚えきれないかも知れません。



この場合、どちらの方法が正しいでしょうか?



どちらの方法も、
"得意な当人"にとっては、"正しい"方法なのですよね。



しかし、日常生活では、多数派がラクだと思う方法が「一番良い方法」として、全ての人に押し付ける傾向があります。



それは、多数派の人が、自分の持つ能力を基準にして、"相手も同じ"だという前提で考えているからなのです。




けれど、そんな多数派の人でも、
"ウサギとカメ"の例なら、うなずけるのはなぜでしょうか。



これは、ウサギとカメの特徴をきちんと把握して、それぞれの方法が特徴にあっているかどうかを判断できるからなのです。

ウサギウサギの持つ能力
 長所:地上を飛び跳ねるると早い
 短所:泳ぎは苦手
→池を泳ぐより、地上の道を走るほうが適している

カメカメの持つ能力
 長所:泳ぎが得意
 短所:地上で動作が遅い
→地上の道より、水中を行くほうが適している



つまり、多数派のやり方を押し付けられないようにするためには、

あすぺさんがどんな能力を持っているのか
を、知ってもらうことが必要なのです。


持つ能力が違うことがわかれば、ウサギとカメの例のように納得できるはずです。



最近、世間では、アスペルガー症候群が取り上げられることが多くなり、能力の違いについて語られることが増えてきました。


しかし、その多くは、


"こんな簡単なこともできないらしいぞ!"


というニュアンスのものです。


例えば、

・場の空気が読めない、
・相手の気持ちが読めない、
・二つのことを同時にできない…


主に"できないこと"に焦点が当てられています。


そして、こうした情報をあすぺさん自身や支援者までが鵜呑みにしてしまって、落ち込んでしまっているのです。


しかし、今、"できないこと"が強調される理由があります。

今まで、"できないことで周囲に不快な想いをさせてきた"という歴史があるからです。


ですから、まずは、怒っている相手に、
それが"わざと"ではなくて、"脳機能の問題"だということを知ってもらって、耳を傾けてももらわなくてはなりません。



つまり、
現在の状態は、正確な情報発信のための"準備段階"に過ぎないのです。


誤解で怒ったままの相手には、何を言っても聴いてもらえませんから、まずは、誤解を解くことで、耳を傾けてもらわなくてはなりません。
そのために、"できないこと"を強調して表現する必要があったのです。


しかし、耳を傾けてもらえるようになった今、次の段階へ進まなくてはなりません。



今のままでは、
"簡単なこともできない迷惑なやつ"
でしかありません。



次の段階として、
"こんな特別な能力を持っている。これをうまく活用すれば、すばらしいことができる"
という情報を発信していくのです。



つまり、
「できないことは助けが必要だけど、とてもできることがある。そっちでみんなの役に立てるんだよ」
という、『ギブ・アンド・テイク』の関係が成り立つということを知ってもらうのです。


あすぺさんは、
「ちょっと取り扱いが難しいけど、使いこなすとすごく役に立つ」
そういう人材なのです。


企業が"戦略的"にこうした人材を活用すれば、飛躍的な発展を遂げられるはずです。



決して、あすぺさんは、社会のお荷物ではないのです。


現在の日本の社会は、
すばらしい諸刃の剣を"両方に刃があるなんて危ない"と言って、使いこなそうとせず、錆付かせている。
まさに『宝の持ち腐れ』の状態にある…といってもいいでしょう。


これからは、次の段階として、
あすぺさん、あすぺさんの支援者が、あすぺさんの持つ能力を社会に知ってもらって、その能力を生かせる環境作りをしていくことが大切だと考えています。



最近、私が復職したことはお話しました。


先日、同じ部署の社員全員に、私の障害についての話をする機会をいただきました。


アスペルガー症候群の特徴と私の"誤解されやすい行動と対応方法"についてまとめた資料を作って配りました。
まず、上司から説明をしていただき、最後に私から少し話をさせていただきました。



私の話の中で、一番強調したのは

「普通の人なら、なんでもないことができないことがある。それは脳の機能によるもの。」

ということと、

「できないことについては、協力をしてほしい。
その代わり、私にはとてもできることがある。
その"できること"で、みなさんの役に立ちたい。

ということでした。



つまり、私はただの"お荷物"ではないんだよ。


『与えてもらうこともあるけれど、
与えるものもあるのですよ』

と。


これは、日本人の好きな言葉
「困ったときはお互い様。助け合いの精神。」
そのものですね。


西洋風にクールに表現すれば、
『ギブ・アンド・テイク』
です。




今、社会で働いているあすぺさん。
これから社会へ復帰していくあすぺさん。


けっして、私達は"お荷物"ではありません。
環境さえ整えば、発揮できるすばらしい能力を持っているのです。



いま、自分が"お荷物"だと感じているのは、多数派(ウサギ)のやり方を押し付けられているからなのです。
凸凹道で干からびて死にかけている叫びだけなのです。



常識(凸凹道)を捨てて、自分(カメ)にとって、やりやすい方法(水中を行く)を探してください。



自分から動かなければ、何も変わりません。



支援者とともに、最善の策を練って行動してください。
社会を相手に行動を起こすのは、一人ではできません。
ましてや、多数派を相手にするのですから、多数派の考えを知る必要があります。
多数派に属する支援者から、多数派の感じ方・攻略方法についてアドバイスをもらいましょう。


そして、もっとも大切なことは、焦らないこと


わかってもらえないことも多いでしょう。
100人に話して、99人まで拒否されたとしても、1人が受け入れてくれれば、それは大きな一歩なのです。


なぜなら、その受け入れた1人が、少なからず周囲の人に影響をもたらすからです。


その人が支援者を増やしてくれるかもしれないし、その人の行動見て、はじめは拒否していた人の気持ちが変わるかも知れません。


つまり"1人しか受けれてくれなかった"ではなく、その1人は無限の可能性を広げてくれるのです。



焦ることなく、自分から行動を起こして
自分の能力を想い存分発揮できる環境を獲得してください。



能力が発揮できるようになれば、必ず、胸を張って
「ギブ・アンド・テイクでやっていこう!」
といえるようになります。



そして、なによりも…


環境を得るために『行動を起こせた自分ドキドキに自信がもてるでしょう。






「カメは、のろい」は、ただの思い込み。


カメカメはカメの得意な方法でゴールを目指せば、
ウサギウサギに勝てることはたくさんある。



そのことを忘れないでくださいひらめき電球



カメカメがのろいのは



地上だけ。



水中なら自由自在音譜



勇気を出して



水中を行こうひらめき電球








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