努力が実るまで(3) -ソフトボール編-
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前回からの続きです。
前回、私は、小学校4年生にして、
「世の中は、実力が全て」で、そのためには、「自分が、がんばるしかない」と、悟りました。
もちろん、その時のソフトボール大会は、いつもどおり、私のチームは大差でコールド負けでした。
さて、試合後も、私はソフトボールの練習に通いました。
その頃、ソフトボールチームの監督が変わりました。
地域の子ども会ですから、監督は、5・6年生の子供の親が押し付け合い持ち回りなのです。この新しい監督は、私と同い年の女の子のお父さんで、とてもやさしくてまじめな性格の方でした。
この監督になってから、それまでとは、全く練習が変わりました。
延々、キャッチボールとノックとバッティングの練習。
それまでは、ママさんソフトボールの人たちが、「練習の手伝い」と称して、自分が楽しみに来ていました。そのため、基礎練習はほとんどなく、「試合形式で練習しよう」と言っては、子供たちを相手に勝って喜んでいるという状態でした。そんな状態ですから、子供が練習に来なくなるのも、チームが弱いのも当たり前ですよね。
ところが、新しい監督は、まじめで優しいけれど、そのようなママさんには断固として譲らず、きちんと練習をしてくれました。そうすると、遊びたいだけの自分勝手なママさんは来なくなり、本当に練習の手伝いをしてくれるママさんだけが参加するようになりました。練習に来た子供も、少しずつ定着するようになりました。
相変わらず、寒い日や天気の悪い日などは、練習に来たのは私一人ということもありましたが、監督や手伝いのママさん達はイヤな顔ひとつせず、練習をしてくれました。
一生懸命に練習に通って、不器用ながらも一生懸命な私に、きちんと基礎を教えてくれました。
「ボールは、体の真正面で受けるんだよ。」
ちゃんとアドバイスをしてくれたのです!
それまで、なにをしてもあまりに下手すぎて、みんなあきらめてアドバイスどころか、相手にしてもらえなかった…という経験ばかりでした。そんな私にとって、「普通の子と同じようにアドバイスをしてもらえた!」ということは、ものすごく嬉しかったのです。
そして、ノックをしている間も、監督は
「前へでる!」
「体の正面で取る!」
「取ったら、投げる!」
と、リズムよく声をかけてくれました。
動作にあわせてリズムよく繰り返される言葉を聞くことで、私の深い意識のレベルまで、基本動作がしみこんだように思います。
なによりも、この新しい監督やママさんたち「よくがんばったね」と褒めてくれるのが、とても嬉しかったのを覚えています。
というのも、実は、それまで、私はどんなにがんばっても褒めてもらったことがなかったのです。特に私の母は、褒めることはめったにありませんでした。むしろ、ムリにがんばらされて、なんとか恥ずかしくない程度にできるようになった暁には、「やればできるのに、ちゃんとしないから、こんなことになるんだ」と、逆に怒られてしまうこともありました。
ですから、褒めてもらえたことで、楽しくて楽しくてソフトボールが大好きになりました。それに比例して、練習での一つ一つの動作への集中力も高まり、着実に基礎力がついてきました。
そうして、たくさんの子が練習に定着した頃には、私は、"普通の子と対等にできる"までに成長していました。これは、私にとって、「努力をして普通の子と対等になれた!」初めての経験でした。
私の中に、新しい法則が根付きました。
きちんと努力すれば、
普通の子と対等にできるようになれる!
この経験が、その後の私の「努力を惜しまない」人生の礎になったのだと思います。
そして、もうひとつ、私にとって嬉しいことがありました。
新しいグローブを買ってもらったのです。たしか、クリスマスだったか、誕生日だったと思います。子供が持つには上等すぎるほどの、柔らかな皮の使いやすいグローブを父が選んで買ってきてくれました。前回の件で、父も相当悔しかったのでしょうね。
それまでのグローブは、成長期を迎えた私には小さすぎて、大きなソフトボールを受けるにも小さすぎました。新しいグローブで、とてもボールを受けやすくなりました!
さて、このように、基礎から徹底的に練習を重ね、褒めてもらった結果、"普通の子と対等にできる"ようになりました。しかし、新しいグローブを手に入れて、さら波に乗った私は、この後、さらにステップアップしていきました。
その様子は、次回に続きます。
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