 |
2010年2月11日(木) 19:15 |
|
 |
「屋嶋城」城門復元整備始まる
源平合戦で知られる高松市の屋島では、古代山城「屋嶋城」の石垣の解体・復元工事が進められています。 古代山城の石垣の大規模な解体はあまり例がなく、石を安定させるためのさまざまな工夫の跡が見つかりました。
屋嶋城は、中国・唐の襲来に備え、667年に天智天皇が築いたと日本書紀に記されています。 8年前に、城門=城の門の遺構などが発見され、崩れかけた石垣などを元の状態に復元するため、先月21日からいったん石を外す作業が進められています。 これまでに約6割の石を取り除いたところ、大きい石と石の間に平らな石を積む構造になっていることがわかりました。 また、石垣の表面の石を外したところ、裏側の盛り土の構造が上下で大きく違うこともわかりました。 上下で構造が違う理由はわかっておらず、来月末まで続く解体作業や今後の調査の中で解明が期待されています。 復元は今年秋にも始まり、来年の春には石垣の南半分が1300年以上前の築造当時の姿に復元される予定です。
|
|