記事の概要
米空軍嘉手納基地に１１日午前１０時５０分頃、米空軍最新鋭のステルス戦闘機Ｆ２２が４機飛来した。

米アラスカ州エレメンドルフ基地所属と見られるが、飛行目的は不明、嘉手納町に事前通告はなかった。

同機は昨年１月から４月までの期間に１２機、５月から１０月までに１２機が一時的に嘉手納基地に配備された。

嘉手納基地には６日、米空軍のＢ５２爆撃機が２０年振りに飛来したばかり。

嘉手納町議会は週明けにも基地対策特別委員会を開き、抗議を含めた対応を協議する意向。

コメント
ついに来た。この情報を待っていた。

Ｆ２２戦闘機が４機だけという訳ではない。今日か、数日中にも１２機の体制が整えられると推測される。今回はグアムで待機する１２機も嘉手納に飛来して、一気にＦ２２が２４機に増やされる可能性もある。

またグアム基地にもＢ５２爆撃機やＢ２爆撃機の増派や、さらにＦ２２戦闘機部隊の増派が行われる可能性が高い。

今回の飛来は、米韓両軍の「作戦計画５０２９」の実動演習が発令された可能性がある。北朝鮮がクーデターや暴動などで大混乱し、北朝鮮人民軍が配備している生物・化学兵器などの大量破壊兵器が国外に流出するのを防ぐと共に、北朝鮮から大量の難民が周辺国に流出することを防ぐための作戦計画である。

もし北朝鮮から大量破壊兵器が国外に流出する兆候が確認されれば、韓国に待機している特殊部隊や、洋上の米軍艦艇から巡航ミサイルが北朝鮮に向けられる。嘉手納基地のＦ２２は空爆してその一端を担うのである。

横浜港内の米軍施設ノースドッグで、ドライの状態で保管されている上陸用舟艇にも新たな動きが確認出来るかもしれない。舟艇から取り外していた電源バッテリーを取り付け、機関（エンジン）などを点検してオイルなどを注入する作業である。この舟艇は北朝鮮最後のために横浜港で待機していると推測している。崩壊した北朝鮮に緊急の食糧や医薬品を運び込むためである。

佐世保の海兵隊揚陸艦の動きも気になる。沖縄の海兵遠征隊（ＭＥＵ）約２０００人がどのような体制をとっているか。

北朝鮮では１６日の金正日の誕生日を前に、金英逸首相がデノミ失敗を国民に謝罪したと韓国紙が報じた。デノミ失敗が金正日への不満に繋がらないように苦心している。

軍人を含めて公然と金正日への不満を口にし始めた北朝鮮で、これから何が起こるか。