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在日米軍再編:普天間移設 グアム・テニアン移設案、社民・国民新提示へ

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を巡り、17日に開かれる政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で社民、国民新両党が米領グアムと米自治領北マリアナ連邦テニアンへの移設案を提示する見通しとなった。グアムなどを視察した社民党の阿部知子政審会長と国民新党の下地幹郎政調会長が11日夜帰国し、成田空港で記者団に明らかにした。

 阿部氏は「グアムは(提案から)外すことはない。(基地周辺の)環境整備ができれば可能だ」と表明。テニアンについても「(北マリアナ連邦の知事が)ウエルカムだと言ってくれ、非常に可能性が出てきた」と語った。下地氏も「テニアン、グアムは訓練移設を含めて、17日のシナリオの一つに入ってくる」と述べた。

 これに対し政府・民主党は否定的で、長島昭久防衛政務官は11日、BSフジの報道番組で「とんでもない方向(の議論)だ」との見方を示した。【西田進一郎、朝日弘行】

毎日新聞 2010年2月12日 東京朝刊

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