嵐の大野智(29)が、漫画家・藤子不二雄(A)氏(75)の代表作を実写化した日本テレビ系連続ドラマ「怪物くん」(4月スタート、土曜、後9・00)に主演することが10日、発表された。原作漫画は1965年に連載スタートし、テレビアニメ化もされたが実写化は初。怪物ランドのプリンス・怪物くんにふんする大野は「皆さまを怪物ランドの世界へお招きしま〜す!!」と大はりきりだ。
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藤子不二雄ワールドの人気キャラクターが29年ぶりによみがえる。今回は初の実写版。主人公の怪物くん役に抜てきされたのは、今をときめくトップアイドルグループ・嵐のリーダーだ。大野にとっては、昨年1月のテレビ朝日系「歌のおにいさん」以来、1年3カ月ぶり3度目の連ドラ主演となる。
原作は、65年に漫画雑誌「少年画報」で連載がスタート。68年と80年にテレビアニメとして放送、81年には劇場版アニメも公開されるなど、幅広い年齢層に愛された名作だ。
怪物くんは、王位継承の修行のため人間界へやってきた怪物ランドのプリンス。お供のドラキュラ、オオカミ男、フランケンや、人間界で出会って友達となったヒロシらと騒動を繰り広げる。怪物くんの得意技である念力による爆発シーンや、伸び縮みする手足も、CG技術を駆使してリアル描写される。
トレードマークの赤と青の帽子をかぶって、見た目も怪物くんになりきる大野は「『怪物くん』をまさか僕がやるとは、正直ビックリしています。約3カ月、大野智、怪物になります!!」と決意表明。原作者の藤子不二雄(A)氏も「いったいどんなドラマになるか!?『怪物くん』の生みの親として期待で胸ワクワクで〜す!!」と楽しみにしているという。
ジャニーズと藤子不二雄作品といえば、SMAP・香取慎吾(33)が04年公開の主演映画で「忍者ハットリくん」が話題を呼んだ。今度は大野が愉快痛快に怪物くんを体現し、お茶の間の話題をさらいそうだ。