07年2位のチュートリアル、徳井義実(34)ら注目芸人が準決勝で敗退し、今年の決勝メンバーは新旧入り乱れる戦国R−1となった。
07、08年に大会史上初の連覇を飾ったなだぎは、売れっ子に成長した証を見せつけるように、ドラマ収録のため会見に欠席。“大御所”の不在に、頂点を狙うライバルたちは怪気炎を上げた。
賞金500万円の使い道を聞かれ、本気モードをアピールしたのはエハラだ。昨年11月、2歳年上の美人OLとできちゃった婚しただけに、「5月には子供も生まれるし、式も挙げていないので結婚資金にしたい!」と闘志満々。昨年は“未来の妻”が見守る会場で準優勝を獲得し、ブレークを果たした。今年はお腹にいる我が子に優勝を誓った。
常連組のテーマは“背水の陣”。7回出場中6回決勝進出の“無冠王”あべちゃんは毎年、M−1に参戦しながら優勝できないお笑いコンビ、笑い飯を例に挙げ、「僕はR−1の『笑い飯』と言われているので、今年は優勝しなきゃいけないな。でも、無理かな〜」と満面の笑みで弱腰発言。昨年、大会史上初の100点を出したバカリズムも「満点以上を行くには優勝しないと」と悲愴感たっぷりだった。
そして、大物伏兵がR−1初出場で決勝初進出を果たした。麒麟の川島だ。M−1出場資格のコンビ結成10年以内の規定から外れ、1人話芸に転戦したが…。「最近はM−1の決勝に行けなかったんですが、いきなり1人になってR−1の決勝に行けるって、田村って何なんですかね…」と相方、田村裕(30)に不審感を募らせた。
紅一点のいとうは「500万円もらったらFAXと掃除機とリモコンを買いたい。すいません、オバサンで…」。ほかにものまね芸のGたかし、根暗キャラの我人祥太が参戦。
また、21日に行われる敗者復活戦には昨年の覇者、中山功太(29)ら10人がエントリー。今年は多士済々でお茶の間を沸かせる。