2010年2月11日 19時13分更新
戦国時代に活躍した岡山ゆかりの武将の刀や書簡などの資料を集めた展示会が岡山市北区の県立博物館で開かれています。
この展示会は、戦国時代に活躍した岡山ゆかりの武将について知ってもらおうと、戦国時代の初期に備前地方で勢力を広げた浦上氏や、岡山城を築いた宇喜多氏などの武将に関係がある資料およそ100点が集められています。
このうち戦国時代後期に最前線で戦の指揮をとったことで知られる宇喜多基家のかっちゅうは実際に何度もいくさで使われていたもので、戦国時代特有の動きやすさを重視した合理的な作りで、かぶとには銃弾に撃ち抜かれた跡も残っています。
また戦国時代初期の備前地方の中心的な戦国大名である浦上宗景が作らせた刀はがっしりとした刀身に丁子乱と呼ばれる派手な模様を焼きつけた豪快なものです。
このほか会場には浦上氏や宇喜多氏が周辺の有力者にあてた手紙なども数多く展示され、有力者との関係をうまく保つことで勢力を広げようと切迫していた戦国武将の様子がうかがえます。
この展示会は3月14日まで岡山市北区の岡山県立博物館で開かれています。