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【さらば革命的世代】(1)全共闘の“革命”は何を残したのか (4/4ページ)
このニュースのトピックス:さらば革命的世代
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かつてわが国に「革命」を訴える世代がいた。当時それは特別な人間でも特別な考え方でもなかった。にもかかわらず、彼らはあの時代を積極的に語ろうとはしない。語られるのは中途半端な武勇伝だけであり、「そういう時代だった」と片付ける人もいる。そして、私たちの“隣人”としてごく普通の生活を送っている。彼らの思想はいつから変わったのか。また変わらなかったのか。あるいは、その存在はわが国にどのような功罪をもたらしたのか。彼らが社会から引退する前に、長期連載で“総括”してみたい。(毎週掲載)
■全共闘 各地の大学で昭和43年ごろに結成された学生組織で、全学共闘会議の略。全国の主要大学のほとんどにあたる約160校で結成された。新左翼政治党派(セクト)だけでなく、ノンセクト・ラジカルと呼ばれた党派に属さない学生たちも参加。バリケードストライキをするなどして、学内課題やベトナム反戦などの政治課題について訴えた。44年1月の東大・安田講堂攻防戦は全共闘運動の象徴的事件になった。
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