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【さらば革命的世代】これまでの連載
かつてわが国に「革命」を訴える世代がいた。当時それは特別な人間でも特別な考え方でもなかった。にもかかわらず、彼らはあの時代を積極的に語ろうとはしない。語られるのは中途半端な武勇伝だけであり、「そういう時代だった」と片付ける人もいる。そして、私たちの“隣人”としてごく普通の生活を送っている。彼らの思想はいつから変わったのか。また変わらなかったのか。あるいは、その存在はわが国にどのような功罪をもたらしたのか。彼らが社会から引退する前に、長期連載で“総括”してみたい。
第1部 隣の全共闘(全10回)
- (1)全共闘の“革命”は何を残したのか
- (2)元闘士であることを隠して…
- (3)「秋田明大」は瀬戸内の小島にいた
- (4)ヘルメットが格好よかった日
- (5)リーダーから皿洗いに
- (6)東大全共闘「女闘士」のその後
- (7)駿台予備校カリスマ講師の“闘争”
- (8)逮捕歴5回 東大元闘士の転向人生
- (9)ミク友600人 「日本のレーニン」
- (10)大手新聞の社内に巣くう全共闘世代
- (第1部総括)読者の声は…
第2部 バリケードの外から(全10回)
- (1)機動隊員が見た許せぬ光景 バリケードの外から
- (2)当初は理ありと感じた 佐々淳行さんが見た「象牙の塔」
- (3)機動隊員にも妻子がある 警察の方針転換
- (4)“弟”に悪いことをした。全学連世代の西部邁さん
- (5)「民青」の宮崎学さん 「まるでファッションだ」
- (6)京大応援団長の青春 対立の果てに見たもの
- (7)「あいつらがナショナリズムを代行した」新右翼の鈴木邦男さん
- (8)シラケ世代の視線「生身の声を聞かせてほしい」 劇作家 鴻上尚史さん
- (9)とめてくれるなキャラメルママ
- (10)あのころ私は不愉快だった
第3部 全共闘の生態学(全11回)
- (1)暴徒か知性の反乱か 東大生も関心抱く40年前の運動
- (2)闘争の舞台はネットへ
- (3)「ピンク大前へ!」学生運動も学歴社会
- (4)安田講堂から40年 あの闘いは“勝利”だった
- (5)山本義隆氏沈黙の訳 女性カメラマンがみた東大“落城”40年
- (6)“安田講堂”が分岐点 闘士たちの「世代間闘争」
- (7)アイドルと闘士の恋 加藤登紀子さん
- (8)実行犯が語る37年目の連合赤軍 植垣康博さん
- (9)社長「島耕作」の全共闘総括 弘兼憲史さん
- (10)いちご白書をもう一度
- (11)還暦過ぎても革命家…彼はラーメンをすすっていた
第4部 キャンパスはいま(全6回)
- (1)宙に浮いた億単位の学友会費
- (2)熊野寮に監視カメラ
- (3)早大当局VS革マル派 元総長の12年戦争
- (4)逮捕された中核派全学連委員長
- (5)「大人」になれない大学生 評論家・浅羽通明さん
- (6)ぼくは二十歳だった 40年前と40年間
番外編
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【Eメール】asu@sankei-net.co.jp
【FAX】06・6633・1940
【郵送】〒556−8661(住所不要)産経新聞社会部「さらば革命的世代」
(それぞれ、ご自身の電話番号、年齢を明記してください)
■全共闘 各地の大学で昭和43年ごろに結成された学生組織で、全学共闘会議の略。全国の主要大学のほとんどにあたる約160校で結成された。新左翼政治党派(セクト)だけでなく、ノンセクト・ラジカルと呼ばれた党派に属さない学生たちも参加。バリケードストライキをするなどして、学内課題やベトナム反戦などの政治課題について訴えた。44年1月の東大・安田講堂攻防戦は全共闘運動の象徴的事件になった。