知る×つながる=動きだす カナロコ 神奈川発コミュニティーサイト

ログイン

新規登録

  • お問い合わせ
  • たびたびある質問
  • サイトマップ

衆院議員の資産公開、目立つ民主党新人議員の資産の少なさ/神奈川県内

2010年2月9日

 ソーシャルブックマーク  (ソーシャルブックマークとは)

この記事のコメントを見る

 民主党新人議員の平均資産は690万円―。8日に公開された県内関係の衆院議員の資産報告書で目を引くのは、4人の「資産ゼロ」議員を含む同党新人の資産の少なさだ。「庶民派」をアピールし、昨夏の総選挙で大量当選を果たした“小沢チルドレン”。だが、生みの親である小沢一郎幹事長が政治とカネをめぐる問題で世論の厳しい視線を浴びる。「子は親の背を見て育つ」のか。有権者からは「初心を忘れないで」との声も上がる。

 県内関係31議員のうち民主新人は13人。平均資産は690万円で、全体平均の2522万円を大きく下回る。

 不動産を持たず、定期預金もない「資産ゼロ議員」4人は、いずれも民主新人。その一人、横粂勝仁さん(28)=比例南関東=は「ビラを印刷するインクも100円ショップで購入していた」と話す。

 総選挙では小泉純一郎元首相の次男、小泉進次郎さん(28)=自民、11区=と比較され、自転車にまたがり遊説する姿が有名に。「党から公認料が出なければ、自分の資産だけでは政治活動は不可能だった。でも、あの経験は自分の原点。庶民感覚の有無で政治家の言葉は重みが違ってくる」と振り返る。

 自転車にすら乗らず、炎天下、遊説に歩き回る様子をブログでつづった橘秀徳さん(40)=13区=も、やはり資産ゼロ。「普通預金もゼロです」。神山洋介さん(34)=17区=はゼロどころか、両親、親類からの借入金が3千万円。「金銭面の苦労は日常的」と嘆く。

 議員生活5カ月。資金力に乏しい新人の当選の陰には、小沢幹事長の有形無形のバックアップがあったのも確かで、その目に政治資金問題はどう映るのか。

 神山さんは「やるべきことをやろうとしたら、カネがかかるのは仕方ない。何にいくら必要なのか、理解してもらうことが必要」。橘さんも「接待を行っているサラリーマンには多少の理解があるが、主婦の反発は強いようだ」との認識を示す。

 国会では自民党による政治資金問題の追及が続く。ちなみに、小泉さんの資産は定期預金の5万円。前回公開された父の資産は約1億3千万円だったが、「民主党のトップ2人(鳩山由紀夫首相と小沢幹事長)と比較すれば、多いか少ないかは判断いただけると思う」とした上で、「政治家としての本当の財産は『国民からの信頼』だと思う」と話した。

神奈川新聞の関連記事


この記事へのコメント

コージータハラ [2010/2/11 17:13]  編集する
毎年、発表鵜呑みの報道にもうんざりする。今回は民主党議員が上位を占めたようだが、ベテラン議員の中には既に家族名義などにして自分の資産を少なく見せかけている例も多い。神奈川新聞は、民主新人にスポットをあて、資産が少ないことを好感触に報じている。もちろん苦労して議員になったケースもあるが、多額の小沢マネーの支援があったのではないかと噂される議員もいるし、何より議員の両親や親族を含めた「ゆとり」が無ければなかなか政治遊びなどやっていられない。そうした意味でも、民主党が苦労人の集団であるかのような報道姿勢は改めた方がよい。

この記事へコメントする

コメントを投稿するにはログインが必要です。

これまでも これからも 神奈川新聞社創業120周年

ご愛読者プレゼントキャンペーン

神奈川新聞 購読のお申し込み   神奈川新聞 試読のお申し込み

企画特集【PR】