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2010/02/11 10:36 KST
ブラジル・サンパウロに「コリアタウン」誕生


【サンパウロ11日聯合ニュース】ブラジル最大都市・サンパウロの韓国人密集地域が「コリアタウン」に指定された。

 駐サンパウロ韓国総領事館が10日に明らかにしたところによると、同市はこのほど条例で、韓国人が多く居住するボン・レチーロを「コリアタウン」に指定した。条例は、「ボン・レチーロを韓国伝統文化中心地域に指定し、サンパウロ市観光名所の1つに規定する一方、これに伴う費用を予算で支援できる」と明示した。

 「コリアタウン」は、サンパウロ市が条例を通じ外国人伝統文化観光特区に指定した初の事例となり、現地韓国人社会の地位向上に大きく寄与すると期待される。今後は現地韓国人社会が独自にボン・レチーロを韓国人経済・文化観光特区として造成できるほか、サンパウロ市から必要な行政・財政支援も受けられる。

 総領事館は「コリアタウン」指定を記念し、ブラジル韓人会、サンパウロ市、市議会と共同で、4月中に祝賀イベントを開催する予定だ。

 金順泰(キム・スンテ)総領事は、韓国人のブラジル移民47周年を迎え「コリアタウン」が指定されたことは、同胞社会はもちろん、韓国の国家イメージを高める上でも大きな意味があるとし、今後は韓国のシンボルを設置するなど「リトルコリア」造成事業を推進する計画だと話した。

 一方、サンパウロ市には現在、日本、ドイツ、イタリア、イスラエルなどの外国人タウンが非公式に造成されている。ここ最近、移民者が急増している中国は「チャイナタウン」指定を推進していると伝えられた。

japanese@yna.co.kr