小沢氏側団体に3億円寄付 新生党解党直前に7支部小沢一郎民主党幹事長が代表幹事を務めていた新生党が1994年に解散する直前に、相次いで7支部が設立され、小沢氏と関連の深い政治団体「改革フォーラム21」に計約3億1460万円を寄付していたことが11日分かった。支部が短期間に多額の資金を集めた経緯は不明で、「名前を使われた」と関与を否定する支部代表者もいる。 新生党は94年12月9日に解散。党本部や支部の政治資金収支報告書などによると、7支部は同年10月25日から12月5日の間に設立された。 このうち、木暮山人支部は「個人の党費・会費」として8万人から1億7千万円を集め、同額を改革フォーラム21に寄付。防衛支部は「個人の党費・会費」と田村秀昭後援会からの寄付計約6千万円を改革フォーラム21に寄付している。 防衛支部の代表者と政治資金収支報告書に記されている元自衛官の男性は「記憶にない」と支部設立への関与を否定。 改革フォーラム21は、小沢一郎政治塾と所在地が一緒。新生党解党時には党本部や別の支部も含め、同党から計約9億2千万円の寄付を受けている。小沢氏の「金庫番」とも言われた側近(故人)が会計責任者を務めていた。 【共同通信】
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