真・恋姫†無双2期後半、放送局は変わらず。tvkはもちろんハブられる。

・真・恋姫†無双~乙女大乱~
 http://www.mmv.co.jp/special/shinkoihime/
 東京MXテレビ
 チバテレビ
 テレビ埼玉
 岐阜放送
 三重テレビ
 サンテレビ
 TVQ九州放送
 AT-X

真・恋姫†無双が萌ゲーアワード2009で大賞を獲ったそうですが、恋姫†無双シリーズはこのブランド(ネクストン)のゲームで最も私が興味を持たなかったゲームなので、コメントは無し。相変わらずな放送局でもありますから。福岡方面は歓喜の渦でしょう。

九州・沖縄のフジテレビ系列局でミニアニメ制作

日経新聞より

>九州・沖縄の民放8社は共同で短時間アニメを製作する。
>各局の番組宣伝枠で2月から放送するほか、携帯電話向けの映像や楽曲配信サービスも手掛ける。
>放送外収入の拡大が狙い。キャラクター商品やDVDなど著作権を使った事業展開を目指す。

KBC九州朝日放送(レーニャ)や日本テレビ(ちーすい丸)が取った手段と同じものですね。こういうコンテンツを生かした事業展開は、今後キー局のみならず地方局でも広がっていくものと思われます。九州のフジテレビ系列は比較的アニメには理解のある局が多く、ノイタミナ枠もテレビ西日本(2009年9月まで)、サガテレビ、テレビ長崎、テレビ熊本という九州のフジ系に放送が集中している事や、鹿児島テレビがひょうたん書店枠を持っている事がその現れでしょう。

追記:その作品はピチ高野球部という作品。九州・沖縄のフジテレビ系で2月1日より夕方16時~17時頃に流れているそうです。・・・唐突過ぎる上に宣伝も十分ではなく、また放送時間が一定していないという何だかお粗末な感じに見受けられるのですが、果たして今後どうなるのでしょうか。

いちばんうしろの大魔王、tvkでもネット

・いちばんうしろの大魔王
 http://www.mmv.co.jp/special/daimao/
 チバテレビ
 テレビ埼玉
 東京MXテレビ
 tvkテレビ神奈川
 テレビ愛知
 サンテレビ
 AT-X

MMV制作ですが、メディアファクトリー絡みでチバテレビが幹事だとtvkで放送されるようです。何せ、昨年秋期のMMV新作2本、11eyesと真・恋姫†無双は見事なまでにtvkをハブりましたから。4月開始の真・恋姫†無双~乙女大乱~はtvkでの放送はまず無いでしょう。こんな状況だから、MMVは今年は年間3作しか制作・放送予定が無い(後1作は祝福のカンパネラ)という状況にまで追い込まれるのも当たり前です。

それはさておき、テレビ愛知で放送されるU局アニメは一時期と比較しますと大幅に減少しています。今期はおまもりひまりとダンスインザヴァンパイアバンドの2本のみです。深夜アニメが関東ではU局からキー局へと回帰しつつある事の表れでもあるのですが。それでも、名古屋はまだ良い方かも知れません。深夜アニメが消滅しかかっている局が他地域には山ほどありますから。筆頭はKBS京都放送。

会長はメイド様! 東名阪のTBS系で放送決定

・会長はメイド様!
 http://www.tbs.co.jp/anime/maidsama/
 TBSテレビ 4月開始予定
 MBS毎日放送
 CBC中部日本放送
 BS-TBS

いつも通りの顔触れなので、特にコメントなし。

それよりも、けいおん!2期が4月から開始決定というニュースの方が個人的には興味有りますね。内容云々よりも、放送局の方でですが。果たして、DVDが売れた後の2期は放送範囲が広がるのか、それとも昨今の例に漏れず縮小してしまうのか。ともかく、TBS以外の放送局が決定してから改めて記事にします。

WORKING!! ワーキングの放送局発表

・WORKING!!
 http://www.wagnaria.com/
 よみうりテレビ
 東京MXテレビ
 中京テレビ
 札幌テレビ

作者の高津カリノ氏が北海道出身だけでなく、物語の舞台も北海道であるいわゆるご当地アニメである為、よみうりテレビ制作のU局アニメが札幌テレビでも珍しく放送されるようです。

それよりも、問題なのは関東が東京のみの放送である点。同じよみうりテレビ主導の深夜アニメとしては、乃木坂春香の秘密2期は首都圏トライアングルからtvkのみを残しTOKYO MXを加えていますが、とうとうTOKYO MX単独になってしまっています。この手のアニメは絶対に日テレは放送しそうも無いのでU局送りとなるのは判りますが、現在のTOKYO MXのカバー人口は関東圏の約1/3ですので、首都圏トライアングルを構成している南関東U局3局でのカバーよりもかなり縮小してしまっています。スカイツリーに送信所を移転させ出力をUPさせた後であれば納得も行くのですが。

4月に放送開始する事が決定しているU局アニメも軒並みMXの名前は見かけますが、それ以外の関東U局は殆ど無いです。少し前であれば「チバテレビ他」となっていたのが今や「MX他」ですから。U局アニメバブルは一気に終焉へと向かっているのかも知れません。MX単独で放送されたアニメで話題になった作品は地獄少女くらいしか有りませんので。

また、衛星放送での放送予定が現在発表されていませんが、AT-Xで放送されるとは思います。

NHK 4月開始アニメ情報、こばと。が地上波で放送開始

・MAJOR メジャー第6シリーズ
 http://www9.nhk.or.jp/anime/major/6th/
 4月3日 毎週土曜18:00~
 全25話予定 25分

 第5シリーズは2009年の1月~6月の放送でしたが、途中の4月より裏に名探偵コナンが移動して来た事により、3ヶ月だけですが同じ小学館作品のアニメ同士が競合し合いました。視聴率は互いに5~7%程で推移していましたが、メジャーの第5シーズン終了後、特に秋口より名探偵コナンの視聴率が上昇し、ゴールデン放送時の10%前後にまで回復する程に。以上より、4月からまた視聴率を分け合う事態は容易に予想出来ますので、NHK側が30分放送を遅らせれば、視聴の流れを作ってより高い宣伝効果があるのでは無いかと思うのですが。

・スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン1
 NHK教育 4月3日 毎週土曜18:25~
 全22話 25分
・スターウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン2
 NHKハイビジョン 4月4日 毎週日曜9:00~
 全22話 25分

シーズン1は地上波初。シーズン2の放送時間はこれまた裏に強力なアニメ番組であるドラゴンボール改が放送中。以前と比べて数少なくなった民放アニメの放送時間にやたらと被せてくるのはどうかと思います。

・はなかっぱ
 http://www.hanakappa.com/
 NHK教育 3月29日 毎週月~金曜7:00~ (再放送・毎週月~金17:30~)
 
ちびアニ劇場でおなじみまめうしくんと同じイラストレータ、あきやまただし氏による絵本のアニメ化。アニメの放送範囲が狭い事で有名な、かのメディアファクトリーが関わっていますが、メディアファクトリー初の文字通り全国放送となる様です。そう言えば、メディアファクトリー関係の子供向けアニメでは、全力ウサギという作品もありましたね。

・GIANT KILLING ジャイアントキリング
 http://www9.nhk.or.jp/anime/giantkilling/
 NHKBShi 4月4日 毎週日曜9:25~
 NHKBS2 4月4日 毎週日曜23:00~
 全26話予定 25分

 スタッフ
 原作:ツジトモ
 原案・取材協力:綱本将也
 監督:紅優
 シリーズ構成:川瀬敏文
 アニメーション制作:スタジオディーン

モーニングで連載中のサッカー漫画。連載開始後から話題になり、Jリーグとのコラボ(特に川崎フロンターレ)でトレカ配布なども行なわれた程。地上波での放送予定が現在無いのは残念ですが、そのうち遅れて深夜辺りに放送しそうな気もします。

・ザ・ペンギンズ from マダガスカル
 http://www.nickjapan.com/character/penguins/
 教育テレビ 4月4日 毎週日曜7:00~

>興行収入5億ドルを突破したドリームワークスの大ヒット映画「マダガスカル」のスピンオフTVアニメ!
>全米の初回プレミア放送では1400万人が視聴。子ども向けアニメ番組視聴率NO.1を獲得しました。

 だそうです。

 裏番組として、よみうりテレビ・日本テレビ系の「夢色パティシエール」、メ~テレ・テレビ朝日系の「バトルスピリッツ 少年撃破ダン」と子供向けアニメ番組が既に競合しており、ここに入る余地は無いと思われます。どちらも2~3%台という深夜アニメ並みの視聴率では有りますが。

メジャーにしても、NHKの編成は未だに融通が利かない所があるのかも知れません。

・こばと。
 http://www9.nhk.or.jp/anime/kobato/ 
 NHK教育 4月開始予定 毎週月曜19:25~
 全24話 25分

案の定地上波にも回ってきましたが、放送時間がなんとゴールデンとなります。この時間帯はテレビ東京系でもアニメが放送されていますが、ほとんどの地方では裏とはならない上に視聴率・展開ともに苦しんでいるフェアリーテイルなので問題は無いでしょう。ネプリーグも裏ですが、あちらは子供層があまり見てはいませんから。

ちなみに、現在土曜深夜に再放送されているエリンの後番は4月より新ビバリーヒルズ青春白書となりアニメ枠消滅です。

1/20 記事掲載
1/25 NHK公式でアニメ番組4月改編情報が発表されました。
1/29 NHKの番組編成表が公表されました。こばとが地上波でも放送されます。

のだめカンタービレ フィナーレのネット局判明

・のだめカンタービレ フィナーレ(3期・ノイタミナ)

 http://www.nodame-anime.com/

 フジテレビ 1月14日 毎週木曜24:45~(事前特番・1月7日24:45~)
 関西テレビ 1月19日 毎週火曜25:35~(事前特番・1月12日25:50~)
 東海テレビ 1月21日 毎週木曜26:05~
 サガテレビ 1月27日 毎週水曜24:35~ ※ 
 さくらんぼテレビ 1月30日 毎週土曜25:05~
 テレビ熊本 2月2日 毎週火曜26:05~(初回26:25~)
 BSフジ 2月15日 毎週月曜24:30~
 テレビ長崎 2月19日 毎週金曜26:20~

 ※サガテレビは1月26日より毎週火曜15:30~にて、サガテレビでは未放送の「のだめカンタービレ巴里編」を放送開始流石に、1作目と3作目を放送しておきながら2作目だけ放送しないという変な事態にはなりませんでした。テレビ長崎での空中ブランコは2月19日終了予定、後番組は不明。北海道文化放送での東京マグニチュード8.0の後番はしばらくは放送が無いようです。

これで山形県と熊本県は、岡山県・香川県と同じく今期新作深夜アニメが1本となりました。佐賀県は福岡県+1本となりますので、3本で上位に入ってきます(レーニャは本数カウント対象外)。

空中ブランコ以降スポンサーが降りてしまった、テレビ西日本(TNC)及び新潟総合テレビ(NST)では相変わらず放送されません。深夜アニメはごく一部を除き、スポンサーが付かないと放送されないのは今に始まった事では有りませんが、しかし、スポンサーが付いていない事が判明しているテレビ局でも番販購入の形で放送される訳で、それよりも規模が大きい局でどうして放送出来ないのかは疑問に思う所です。リストには掲載されていませんが、テレビ長崎・北海道文化放送は遅れて放送されるものと思われます。ただ、今作では過去作と違いBSでも(1ヶ月遅れですが)放送されますので、地上波での放送が無くともそこまで不便という訳では無いですね。

上記局の中では、唯一空中ブランコを放送していないテレビ熊本がネット局に復帰。空中ブランコの代わりに放送していたリストランテ・パラディーゾ終了後1ヶ月ブランクがありますが、放送終了繰上げで対応するようです。また、某所で話題になっていましたが、現在テレビ熊本ではアニメに関するアンケートを採っています。その中で興味深いのが「今後TKUで放送して欲しいアニメは何ですか?」という設問。今時中々こういうアンケートを採る局は無いと思うのですが、熊本ではKKTで打ち切られた「銀魂」や「FAIRY TAIL」「テガミバチ」「ささめきこと」などのテレビ東京系アニメがアンケートの選択肢として入っています。これは、現在放送している「ゴルゴ13」の後番組もアニメを放送するというフラグなのでしょうか・・・?

ところで、のだめカンタービレは本作を持ってアニメシリーズが完結となるのですが、これまでの作品を放送した局(CS除く)は以下の通りとなります。

★=1クール以上の遅れ放送含む
☆=ノイタミナ枠作品5本以上放送実績有り

・全作品(SEASON1・巴里編・フィナーレ全て)放送
 フジテレビ ☆
 関西テレビ ☆
 東海テレビ ☆
 サガテレビ ★☆(巴里編はフィナーレと同時期放送)
 テレビ長崎 ★☆
 テレビ熊本 ★☆
 BSフジ ★(SEASON1は昨年年末、巴里編は元日に集中放送)

・SEASON1と巴里編の2作品を放送
 北海道文化放送 ☆
 秋田テレビ ★
 新潟総合テレビ ☆
 福井テレビ ★
 テレビ新広島 ★☆
 山陰中央テレビ ★
 高知さんさんテレビ
 テレビ西日本 ☆

・巴里編とフィナーレの2作品を放送
 さくらんぼテレビ ☆

・SEASON1のみ放送
 青森テレビ(TBS系) ★
 岩手めんこいテレビ ★
 仙台放送 ★
 福島テレビ ★
 石川テレビ
 テレビ静岡 ★
 岡山放送
 テレビ愛媛 ★
 鹿児島テレビ ★

・放送無し
 長野放送
 富山テレビ
 テレビ大分(クロスネット局)
 テレビ宮崎(クロスネット局)
 沖縄テレビ

ひょうたん書店枠がある鹿児島テレビやP.A.ワークス絡みの作品を放送している富山テレビを除き、1本以下の局はあまり深夜アニメを放送していない局が多いです。

1/6 記事掲載
1/10 サガテレビで巴里編を放送することが判明。
1/29 テレビ長崎での放送が決定。

日本テレビで、やわらか戦車のラレコ氏によるミニアニメが開始

・ち~すい丸
 http://www.chisuimaru.com/
 日本テレビ 2月6日 毎週土曜22:54~23:00
 全8話予定

詳細はファンワークス公式サイトに掲載されていますが、キャラクターコンテンツビジネスを今まで以上に前面に押し出したアニメとなるようです。公式でわざわざライセンシー募集中と書く辺りにそれが滲み出ています。

また、通販とアニメの絡みは近年ではテレビ東京の美肌一族という作品がありましたが、Twitterとの連動は面白い試みだと思います。逆に言えば、関東ローカルでの放送だからこそ出来るのでしょう。地方ではローカルニュースや天気予報を放送している時間であり、簡単には動かせないので遅れ放送になってしまい、リアルタイムで情報のやりとりが出来るTwitterの利点が十分生かせませんから。

広告のテレビ離れによる不振に喘ぐテレビ業界が、新たなビジネスとして模索した結果でしょうが、問題はラレコ氏のブログで述べられている様に「12月の暮れも押し詰まってから決まった」企画であり準備期間が少なすぎる事ですね。作品自体は面白そうなのですが、その周りでgdgdになってしまいますと、結果は燦燦たるモノになってしまうのは目に見えています。そこら辺はきちんとして欲しいですね。

TVアニメよりも酷い格差がある劇場版アニメの展開

本日より劇場版アニメ「魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st」「Fate / stay night – UNLIMITED BLADE WORKS」が公開されています。前人気が高い作品なだけに初日から盛況の様です。

来月公開予定の「涼宮ハルヒの消失」を含め、どの公式サイトにも、劇場版アニメではお決まりの文句である全国ロードショーの文字が堂々と出ていますが、これらのアニメが上映されるのは基本的には関東・関西・東海・札幌・福岡の5大都市圏のみです(最近は5大都市圏+仙台(一部静岡・広島)となるケースが出てきており、マクロスFやなのはもこのケースに当てはまります)。それ以外の地区は、5大都市圏で公開を終了した映画館からフィルムが回ってくるのを待つしかありません。これが概ね一斉に同時期に行なわれる為、初回封切(ファーストラン)の次の時期に上映される事をセカンドラン若しくは二番館興行、それ以降はサードラン・・・と呼ばれています。

昨年の11月に公開された「劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」もそのケースに当てはまっており、なおかつプレゼントキャンペーンはそれらの地区でしか行なわれていません。この様に、前売りプレゼントキャンペーン・来場者特典なども初回公開の劇場のみであるケースがとても多く、ここら辺でも露骨なまでに都会と地方の差が出ています。セカンドラン以降は最低でも1ヶ月以上遅れとなりますが、TVアニメの場合地方もカバー出来る衛星放送での放送開始が大都市中心の地上波放送後1ヶ月以内に行われるケースが殆どである事とは対照的です。また、TVアニメは地方局でも頑張れば放送出来ますが、アニメ映画は配給会社が強い権限を握っていて、地方がどれだけ努力してもセカンドラン以降になってしまいます(秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3の場合、作者在住の地である島根でもファーストランが行なわれていますが、こういったケースは稀)。それでも上映されれば良いほうで、話題になりました「空の境界」も結局はかなりの地方で上映さえもされず、DVD待ちでした。

下の分布図を見てもらえればわかると思いますが、この状況で「全国ロードショー」と言われても、地方のほとんどの人は「はぁ?」という反応しか出来ません。全国で順次公開!だったらまだしも。

劇場版 マクロスF

劇場版 なのは

劇場版 Fate / stay night

涼宮ハルヒの消失

赤はファーストラン
桃はセカンドラン(マクロスF・1月公開)
黄はサードラン以降(マクロスF・2月以降公開)

何故こういう状況になっているのか、それは映画の観客動員の集計方法が原因です。現在では、原因でしたと過去形にするのが正しいかも知れません。

オリコンやその他マスコミで報じられる観客動員数やそのランキングは、興行通信社という会社によって集計されており、興行ランキング速報(※)として翌週には発表されています。この集計は今でこそ全国の集計となっていますが、当初は東京のみの集計でした。2002年10月に全国9大都市の集計に切り替わりましたが、その都市が東京地区、大阪地区、名古屋地区、横浜地区、川崎地区、京都地区、神戸地区、札幌地区、福岡地区なのです。映画業界では、これらの9大都市以外の地域をローカルと呼んでおりあまり重視はされておらず、この名残が未だに残っている事及びフィルム代の節約などの為に、2003年12月より集計は9大都市から全国に拡大してはいるのですが、アニメ映画の上映では9大都市を優先させるケースが多い訳です。

上に挙げたなのはやFate、マクロスFとは違って、ワンピースやアンパンマン、ドラえもんなどローカルでの収入を十分見込めるアニメは別格で、最初から文字通りの全国公開です。それどころか、動員数ランキング上位はローカルの占める割合が高い作品が多い訳でして、地方を軽視するとしっぺ返しに合うのは目に見えています。

TVアニメ以上に著作権問題が煩雑或いは地方の映画館の維持、またその長さゆえにネット配信などが簡単に行えない事情はわかるのですが、そろそろ映画業界も古い体質から脱却すべきだと思います。先日ニコニコ動画が行なったアンケートでは面倒くさかったり或いは家でじっくりと観たい為に1年に1・2回程度しか映画館に行かない人が多数を占めており、こういった人達をいかに映画館に呼び込めるのか、それは大都市圏優先上映では問題を片付ける事は難しいと考えます。地方では、公開が開始される頃には熱も冷めていますのでわざわざ映画館まで観に行こうとする人が少ないですから。

(※)興行ランキング速報について
週間通して集計はされますが、速報が出る土日(週末)のみの集計の方が重要視される事が多いです。こうした観客動員や興行収入などの統計が日本では事実上一社独占である為、その不透明さが問題になっています(以前、外資系の映画館が集計に入らないという問題も有りました。現在も外資系映画館でアニメ映画のファーストランがあまり行なわれないのは、この名残。)。また、詳細な数値は有料(月額1万!)の興行通信を購読しなければならず、一般人には敷居が高いものとなっています。ただランキングと銘打っても、それがどの様な集計を行った物なのかは判りません。アメリカの場合は全米興行収入として発表されますが、米国内の9割以上、ほぼ全ての映画館を網羅した統計となっています。日本でも、透明性が高く全国をカバーし、業界人以外でも容易に判るランキングが必要ではないでしょうか。

爆丸バトルブローラーズ最新作、3月より放送開始

・爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア
 http://www.bakugan.jp/
 テレビ東京系6局 3月2日 毎週火曜19:00~

?マークがどうしても付いてしまう展開です。

・この時間に放送している2時間単発番組「火曜エンタテイメント!」はローカルセールス枠

ローカルセールス枠である事から、テレビ大阪では差替え、TVQ九州放送では福岡ソフトバンク戦で潰される事が多いです。アニメ公式では全局同時間帯で放送とはなっていますが、かつて銀魂が火曜の同時間帯で放送されていた時は、系列局では別時間帯で放送或いは2話連続放送などで対応していましたから、爆丸も同様の状況が起きる確率は高いのでは無いかと思います。セガが系列全局でこの時間帯を買い取っているのであれば良いのですが。

・テレビ朝日のゴールデンアニメの真裏

昨年10月より、テレビ朝日が火曜19時台にスティッチ!と怪談レストランを放送開始しました。テレビ朝日曰く視聴率を気にしない枠ではありますが、大体6~7%程獲っていて、テレビ東京の火曜エンタテイメント!(4~6%)よりも高い回が多いです。年齢層視聴率を見ても、小学生までの子供層がこの時間帯はテレビ朝日に集中しており、その層への宣伝効果は高い事からテレビ朝日的には成功の部類になるのでは無いかと思います。

テレビ東京が子供層を奪還しようとしては居るのでしょうが、最近のテレビ東京系のゴールデンアニメはあまりにもパッとしなさすぎです。最も視聴率が高いポケモンでさえ4~5%を叩き出す回が増えており、NARUTO疾風伝とイナズマイレブンも失速気味、FAIRY TAILに至っては2%程を記録していて完全に失敗しています。そんな状況で、テレビ朝日から層を奪える可能性は低いのではないでしょうか。前作を考慮しても、爆丸にそこまで牽引出来る力があるとは到底考えられません。

何故現在開き枠が生じている土日の朝にしなかったのか、疑問に思います。探偵天使ドラゴネットがポシャった様ですし。

・中途半端すぎる時期に開始

以前から3月開始とはアナウンスされていましたが、改編時期に差し掛かる下旬ではなく、3月上旬と言うかなり中途半端な時期に開始となります。視聴習慣などを鑑みますと、キリがいい時期に開始したほうが宣伝効果は上がるはずなのですが・・・。(追記)現に、放送開始日・時間が決定したにも関わらずネット上ではほとんど反応が有りません。

1月期に一応カウント。
4月期でテレ東系の土日アニメ枠の削減も現実味を帯びてきています。

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