記者日記

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近所付き合い /埼玉

 2週間程前、義母が緊急入院した。世話する妻も義母と病院に向かう途中で激しい下痢、嘔吐(おうと)で動けなくなった。夜になって私にも症状がでた。もしかしたら、これノロウイルス? 義母の診断結果をジリジリとして待った。

 結局、医師の診断は「ノロウイルスとは違うウイルスによる腸炎です」だった。後で隣人から「うちでも子どもらが次々下痢、嘔吐で苦しみ、寝込んだ。風邪が原因らしい。流行しているみたい」と聞かされた。

 わが家は100歳になる義母と私たち夫婦の高齢世帯。妻は今回の騒動で、「皆が倒れたら、だれに助けを求めようかね」と不安げに近所付き合いの大切さを訴えた。昨年末、近くの1人暮らしの女性が死後数日たって発見されたばかり。向こう三軒両隣の付き合いを深め、まずはあいさつで元気を確かめ合っていきたい。【栗原一郎】

毎日新聞 2010年2月5日 地方版

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