白石市の刈田総合病院(管理者・風間康静市長)を管理、運営する白石市外二町組合議会の全員協議会が10日開かれ、09年度の赤字額が約5億5900万円になる見通しが明らかにされた。年度内に赤字を補てんするため、組合を構成する市町の負担案が提示された。
1市2町の負担金案は、白石市約4億6400万円▽蔵王町約4280万円▽七ケ宿町約2800万円。各市町は負担金を計上した補正予算案を定例議会に提案する。08年度に続く2年連続の赤字補てんだけに、議会の審議が注目される。
10日の協議会では、議員からは「08年度も緊急事態として負担金を負わせた。09年度も続けるのはいかがか」など厳しい意見が出た。
風間市長は「病院改革プランの見直しを早急に進めたい」などと理解を求めた。【豊田英夫】
毎日新聞 2010年2月11日 地方版