2010年2月11日 8時21分更新
広島市中区にある広島平和研究所について、広島市から外部監査の委託を受けた公認会計士などは、入居するビルの賃貸料が市の財政を圧迫するとして移転すべきだと勧告しました。
広島平和研究所は、広島市立大学の付属機関として平成10年に設立されましたが、大学の整備が遅れたことからいったん広島市中区の民間のビルに入り、現在は中区内にある広島市と民間が共同所有するビルに入居しています。
しかし、研究所が入居している場所は、市の所有部分に加え民間の所有部分の一部も借りていることから、市は年間およそ2700万円の賃貸料を支払っています。
このため、市から外部監査の委託を受けた公認会計士などは、これまでに、現在のビルに入居し続けることは、「市の財政を圧迫する要因になる」として、大学の構内に研究所を移転すべきだと市に勧告しました。
これを受けて、広島市立大学は、勧告通りに研究所を大学の構内に移転させる方向で検討することにしています。