ゆうちょ銀が新たに4本の投信を取り扱い開始、3月1日からネット販売
[東京 10日 ロイター] 日本郵政グループ[JP.UL]のゆうちょ銀行は、3月1日から新たに4本の投資信託の取り扱いを開始する。いずれもインターネット取引サービスによる「投信ダイレクト」を通じて販売する。
個人マネーの投信への流入は、分配型や新興国に投資するファンドを中心に元気なこともあり、証券会社をはじめ金融機関各社が個人マネー獲得に向けて動き出すなか、ゆうちょ銀行も投信販売で重い腰をあげた格好だ。
今回、ゆうちょ銀行が採用するのは、三菱UFJ投信の「三菱UFJ先進国高金利債券ファンド(毎月決算型)<愛称:グローバル・トップ>」、大和証券投資信託委託の「ダイワ成長国セレクト債券ファンド(毎月決算型)<愛称:セレクト9>」、DIAMアセットマネジメントの「DIAM世界好配当株式ファンド(毎月決算型)<愛称:ハッピーインカム>」、新光投信の「新光サザンアジア株式ファンド」──の4本。このうち3本が分配型。商品分類は債券と株式が2本ずつで、投資先も先進国と新興国が2本ずつとなっている。
ゆうちょ銀行は05年10月(当時は日本郵政公社)、全国575の郵便局で3種類5商品の投信の取り扱いを開始して以来、順次取り扱い商品と取り扱い店舗を拡充。現在はゆうちょ銀行の全233店舗および1319の郵便局とインターネット取引サービスの「投信ダイレクト」で9種類16商品を販売している。今回、新たに4本を追加することで、取り扱い商品は13種類16商品となる。
(ロイター日本語ニュース 岩崎 成子記者)
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