国際郵便に覚せい剤８キロ　営利密輸罪で中国人容疑者を追起訴

　東京地検は２２日、覚せい剤約８．９キロを中国から国際郵便で密輸したとして、覚せい剤取締法違反（営利目的密輸）の罪で中国籍の無職、竇健声容疑者（２６）＝覚せい剤所持の罪で起訴＝を追起訴した。裁判員裁判の対象となる。

　起訴状などによると、竇被告は数人と共謀。段ボール１箱に覚せい剤約８．９キロ（末端価格約５億３千万円相当）を入れ１１月３日、中国から国際郵便で日本に送り、同４日に成田空港から都内のホテル客室に持ち込んだ、としている。

　竇被告がこのホテルで覚せい剤を所持していたとして、警視庁が１１月上旬、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。その後、営利目的密輸容疑で再逮捕していた。