世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチは7日、神戸ワールド記念ホールで行われ、同級11位で挑戦者の亀田大毅(亀田)がチャンピオンのデンカオセーン・カオウィチット(タイ)に3−0で判定勝ちし、3度目の世界挑戦で王座獲得に成功した。
敗れたデンカオセーンは、ホールディングによる2度の減点が納得できなかった。「1度はまだいいが、2度は我慢できない。闘う気持ちが落ちてしまった」と言い、敗因を聞かれても「負けたのは自分のせいではない」と繰り返した。
亀田大についても「フェアに闘ってほしい。(クリンチの際は)自分が悪くないという演技が多かった」と不満をぶつけた。ただし、再三の左フックを食らったのは事実だ。「再戦したら、もちろん勝てる」と言いながら、赤く腫れた右ほおが痛々しかった。