錦川をはさみながら、史跡と城下町の風情が残るこの町で、慎吾さん、日記ちゃんが出会うことになる人気もんとは?城下町の魅力を語る三度笠の案内人に、唐辛子の効いた地元の一品。ミニチュアの錦帯橋に3代目の頑張る和菓子屋さん。そして山の中にある、おいしい天然酵母のパン屋さんと、今週も盛りだくさん!
錦帯橋の近くで和菓子工房「緑の里」を経営する坂本一成さんは昼間、三度笠に道中合羽というスタイルで、岩国の観光案内をしています。最初は店のPRが目的でしたが、続けるうちに岩国地区に残る町割りの美しさを多くの人に伝えたいという気持ちが膨らんでいったそうです。三度笠に道中合羽は、城下町の雰囲気を壊さないようにと考えた坂本さんのアイデア。大雨が降らない限り、観光案内は毎日続けています。
3代にわたり100年近い歴史を持つ「堀かまぼこ店」。手焼きにこだわるこの店の一番人気は、「がんす」と呼ばれるすり身揚げ。魚のすり身にタマネギと一味唐辛子を加え、専用の型で形を整えたあと、パン粉をつけて油で揚げる。地元の人にはなつかしい総菜の味で、1日100枚前後が売れています。
2001年から2004年にかけて行われた錦帯橋の架け替え工事。その工事の責任者だった村中巧さんは、工事完了後に記念として、錦帯橋のミニチュア作りを始めました。半年近い製作期間を経て完成した錦帯橋は、全長が160センチで、本物の150分の1の大きさになります。プラスチックはいっさい使用せず、あくまでも実物に忠実に再現し、木材と金具だけで作った部品の数は全部で1500個以上。木製品としては限界と言われるほど小さなサイズのミニチュアとなりました。
三木敏生さんは70年続く和菓子屋「風月堂」の三代目。幼い頃から祖父の仕事ぶりにあこがれて、和菓子職人の道へと進みました。3年前に店を継いで、今では菓子作りのすべてを担当していますが、まだまだ目標としている祖父の味には及ばず、新しい商品を考案する一方、代々、受け継がれてきたカステラの風味を継承すべく精進されています。
『観光案内三度笠』坂本一成さん
『がんす』堀かまぼこ店の皆さん
『ミニチュア錦帯橋』村中巧さん
『目標は祖父の味』風月堂の皆さん
『自然派パン作り』高林直子さん&アジャドさん
『村中工務店』岩国市麻里布町4-17-4TEL : 0827-21-7171営業時間:10:00~18:00 定休日:不定休