政府、個所付け資料を国会提出 平野氏「誤解招き遺憾」政府は10日夜の衆院予算委員会理事会で、民主党が2010年度予算成立前に公共事業の予算配分(個所付け)方針を地方自治体に伝えた問題に関し、野党が要求していた関連資料を提出した。ただ、理事会の申し合わせとして、資料を報道陣には公開しなかった。 これに先立ち、平野博文官房長官は午後の衆院予算委で「結果として誤解を招くような事態が発生したことは遺憾だ。処分も含めて対処する」と重ねて陳謝した。 前原誠司国土交通相は「民主党からの要望もあり昨年11月末に出した事業計画が、県連などを通じて自治体に流れた。あってはならないことだ。透明性、公平性が保たれるよう対応したい」と再発防止を約束。その上で、今回伝えた配分方針は調整途中の「仮配分」にすぎないとの認識を示した。 自民党の金子一義氏への答弁。 金子氏が関連資料の提出を求めたのに対し、平野氏は提出を明言せず予算委審議はたびたび中断。与野党理事が委員会中に協議した結果、提出が決まった。 【共同通信】
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