韓国で1トントラックの売れ行きが好調なワケ

 先月の国産車販売で、1トントラックが著しい伸びを見せました。現代自動車のポーターがその代表です。同車は先月、7044台が売れました。これは、前月比6%増で、ルノーサムスンの準中型セダンSM3(6435台)を上回る売れ行きです。全体の販売順位はソナタ、モーニング、アバンテに次ぐ4位でした。

 1トントラックは、中古車市場でも高い人気がありました。中古車サイト「カーズ」によると、ポーターの検索件数は、1月第2週に7928件だったのが、第5週には1万935件に急増したということです。検索件数が増えたということは、それだけ購入を検討している人が多いわけです。検索件数を基準に集計する人気車ランキングでも、80位圏から60位圏に浮上しました。

 しかし自動車関係者らは、この1トントラック人気を景気悪化の影響によるものとみています。というのは、1トントラックを購入する人に生計型自営業者が多いからです。カーズの関係者は「新年を迎え、会社を退職した人や就職先が見つからない人が小規模な商売をするために、1トントラックを購入するケースが増えたとみられる」と分析しました。

 一方米国では、韓国とは正反対の見方をしています。米国の自動車業界では、フォードF150などピックアップトラックの売れ行きの伸びを、景気回復のサインと判断しています。これまで車の買い替えを控えていた建築業などの自営業者が、景気が回復したことで、新車を購入しているというわけです。

 もっとも、米国のピックアップトラック購入者と韓国の貨物トラック購入者が、経済・社会的に同じとはいえません。米国のピックアップトラック購入者は、それ以外にもセダンなどの一般者を保有している場合が多いからです。自営業者の経済状況がよくなり、われわれもこうした傾向を景気回復のサインとして見なすことができる日が待ち望まれます。

パク・スチャン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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