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小田原市立病院の医療事故:男児死亡、市と両親和解 3300万円支払い /神奈川

 小田原市は9日、同市立病院に入院中の男児(当時1歳)が死亡した医療事故で、両親に3300万円を支払い和解すると発表した。16日に開会する同市議会3月定例会に予算案を計上する。病院側は医療ミスを認めていないが、市は「死亡したことの結果責任は重く受け止める」として横浜地裁の和解案を受け入れたと説明している。

 同病院によると、男児は06年2月、気管支ぜんそくで入院中、ミルクを吐き、ぐったりしているところを発見された。男児は心肺停止状態に陥り、4日後に死亡。両親は同10月、市に約5830万円の損害賠償を求め提訴していた。地裁は昨年9月に和解を勧告、1月に地裁が提示した3300万円の和解金を原告・被告双方が受け入れた。

 和解に対し同病院は「診療行為に問題はなく、過失はなかった。死因については事前に予見することは不可能だった」としたうえで「原告側の気持ちを最大限に尊重、和解を受け入れることにした」と話している。【澤晴夫】

毎日新聞 2010年2月10日 地方版

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