正しい身体の洗い方
小林啓太、14歳。
今日からバイトを始めました。
とは言っても、僕はまだ中学生だから、ちゃんとしたところでは雇ってくれない。
だから僕が働くのは昔から近所にあるお風呂屋さんで、夏休みのお小遣稼ぎにって好意で雇って貰ってるんだ。
子供だからって迷惑掛けられないし、例え僅かでもお金を貰うんだから頑張らなきゃ!
そんな訳で、僕は今、そのお風呂屋さんの脱衣所でおじさんに「よろしくお願いします!」と頭を下げていた。
「ああ、こっちこそよろしくな。啓太君が来てくれて、おじさんも助かるよ」
そう言ってニッコリ笑ったおじさんは、ところで、と言って僕の事をじろじろと眺め回した。
(なんだろう、なんかおかしな格好してるかな、僕…)
今の僕の服装は、体操着。
それも中学のじゃなくて小学生の時の物だから、いくら小さい僕でも多少はキツイ。
だけど、お母さんが『どうせひっくり返って濡らすんだから』って、これを持たせてくれたんだ。
それは僕もそう思う。
僕ったら物凄くおっちょこちょいで、直ぐに何も無い場所で転んだりするんだ。
だから別に誰に見られる訳でも無いし、大丈夫だと思ったんだけど………。
「あ、あのっ!まずいですか、体操着じゃ……」
思い切っておじさんに聞いてみると、「違う違う」と言って笑ってくれた。
(良かった……)
別に私服でやっても構わないんだけど、やっぱり濡れるのは困る。
いくら夏とはいえ、そんな格好で帰ったらお母さんが怖いんだ。
一安心して、「じゃあ始めて良いですか」と聞くと、何故か「ちょっと待って」とおじさんに言われた。
何だろう、と思っておじさんを見ると、いきなり「パンツ脱ごうか」と言われ、思わず「えっ!」と大きな声が出てしまった。
「あっ、ごめんごめん。たださ、いくら体操着着てるって言っても、転ぶと下に履いてるパンツも濡れちゃうだろ?だから初めから体操着一枚の方が良いと思うんだ」
「あ、なるほど!」
おじさんの説明も尤もだ。
そう思って、僕はその場で半ズボンをずり下げた。
足首まで下ろさずに、膝の辺りで止めて勢い良く足を抜こうとする。
だが勢いが良すぎたのか、爪先がウエストのゴムに引っ掛かり、アッと思った時には倒れそうになって、思わず目をつぶった。
「危ないっ!」
慌てるおじさんの声が、すぐ近くで聞こえる。
いつまで経っても訪れない痛みに訝しく思い目を開ければ、僕はいつの間にかおじさんの腕の中に抱きしめられていた。
転びそうになった僕を、おじさんが間一髪、助けてくれたのだ。
「お、おじさん、ありがとう…」
「気をつけないと危ないぞ!どら、おじさんがちゃんと脱がしてあげるから、ちょっとそこに立ってごらん」
「あ、は、はい」
自分の不注意で転びかけた僕は、素直におじさんに促されるまま立ち上がり、おじさんに背を向ける。
おじさんはそんな僕の白いブリーフに手を掛けると、スルスルと膝まで下ろしてしまった。
「ほら、そのまま前屈みになってゆっくり足を抜いてみなさい」
「はい」
おじさんに背を向けているから、屈むとお尻の穴が丸見えになってしまって少し恥ずかしいけど、さっきみたいに転びたくないから言われた通りにゆっくりと足を抜く。
おじさんが倒れないようにお尻の両脇を掴んで支えてくれているが、ちょうどおじさんの親指が僕のお尻を左右に開く形になり、穴に息が掛かって擽ったい。
全部脱いで起き上がると、おじさんが「こっち向いて」と言うのでくるりと反対を向くと、おじさんの肩につかまるように言われた。
両手をおじさんの肩に置いて恐々と片足ずつ上げて半ズボンを履かせて貰う。
途中ウエストのゴムが僕のオチンチンに引っ掛かって「ンッ」と変な声が出てしまったけど、きちんと着替えを済ませて貰って僕は心底ホッとした。
こんなところでもたつく訳には行かないのだ。
早く掃除を始めなければ。
仕上にギュッとしっかり上まで引き上げられて、グッと股間に半ズボンが食い込んだけど、おじさんが「さあ、始めるか」と言ったので、気にしないようにしておじさんの後から風呂場に向かった。
「うわぁ!」
何度も来ている場所だけど、湯気の上がらない風呂場はまた違う趣で面白かった。
誰も居ないガランとしたそこは、どうやら何時もより声が響くようだ。
思わず辺りを物珍し気に見回す僕の後ろでおじさんが掃除用具を持って来て、「ほら」と僕にスポンジを渡して来た。
「おじさんは床を磨くから、啓太君は桶と椅子を綺麗にしてくれ」
そのおじさんの言葉に「はい!」と大きな声で返事をすると、僕は意気揚々と洗い場へ向かった。
(最初にちょっと躓いたけど、今日が初日なんだから頑張らなきゃ!)
そうして、僕の初アルバイトは始まった。
◇◇◇◇◇
初めは涼しいと思っていた風呂場も、30分も経つと汗が滴り落ちてきた。
それでも、それが頑張ってる証拠みたいで僕は嬉々として桶と椅子を磨いていく。
その間におじさんは床と浴槽を磨いて、ダバダバと湯を溜め始めた。
もうもうと湯気が立ち込めて、更に汗が噴き出してくる。
しゃがんだ体勢で掃除をしていた為にみっちりと半ズボンが食い込んだ股間も、しっとりと湯気や汗で湿っていた。
「あらかた綺麗になったなぁ。
啓太君、そろそろ終わりにしようか」
待ってましたとばかりに、おじさんのその言葉に「はいっ!」と返事をする。
意気込んで臨んだのは良いものの、ずっと同じ体勢での作業に身体はくたくただったのだ。
ざっとシャワーで辺りを流して勢い良く立ち上がる。
と、いきなり頭を動かしたのがいけなかったのか、立ちくらみを起こして足元がふらついてしまう。
慌てて何かにつかまろうとしたが振り回した手は何も掴めずに、結局濡れた床にベタッと尻餅をついてしまった。
「ったー…い……」
強かにお尻を打ち付けて、痛みに涙が滲む。
急いで駆け付けたおじさんが抱き起こしてくれたけど、既に下半身はビショビショで、僕は情けなさに思わず俯いた。
「ほらほら、何処が痛い?お尻かい?」
そんな優しい言葉にも、俯いたままコクンと頷く。
折角さっきまでは楽しい気分で仕事をしていたのに、自分で台なしにしてしまい、とうとう涙が幾筋も流れてきた。
「ほら、啓太君泣かないで!大丈夫、もう仕事は終わりだから。おじさんと一緒に一番風呂に入ろう。な?」
「……一番風呂?」
「そうだよ。掃除した人間の特権だ!おじさんと洗いっこしような!」
「うん!」
自分でも現金だなぁとは思ったけど、結局はおじさんの言葉にあっという間に気分が浮上した。
だって、こんな広いお風呂を独り占めなんて、そうそう出来る事じゃないもの。
用具の片付けは後で良いからというおじさんの言葉に甘えて、僕はいそいそと体操着を脱ぎ出した。
濡れた生地が肌に張り付いてちょっと手間取ったけど、快くおじさんが手伝ってくれたおかげでとても助かった。
そのまま掛け湯をして先に湯舟につかる。
おじさんは僕の濡れた体操着を持って、服を脱いでくる、と一旦脱衣所へ出て行った。
それを見送って、僕は思い切り身体を伸ばした。
少し熱めのお湯が、疲れた身体に心地良い。
おじさんが裸になって戻って来た頃には、僕はまるで小さい子供みたいに広い湯舟の中で泳いでいたのだ。
「啓太君、あんまり中ではしゃぐとのぼせるよ。
おいで、約束通り、洗いっこしよう」
そう言われて、僕は素直に湯舟から出ておじさんのもとへ歩いて行った。
「まずはおじさんを洗ってよ。そしたら啓太君の身体を綺麗にしてあげるから」
「はぁい!」
渡されたタオルにボディソープを垂らし、たっぷりと泡立てる。
椅子に座ったおじさんの後ろに回って、首から背中をゴシゴシと擦っていった。
「おじさん気持ち良い?」
一生懸命擦っているせいか、段々と汗が噴き出してきた。
でも、僕の問い掛けに「とっても気持ち良いよ」と言ってくれたおじさんをもっとよろこばせたくて、更に肩、腕と力いっぱい洗っていく。
前に回って首から胸、腹と擦っていく頃には、僕の身体は既にびっしょりと汗で濡れて光っていた。
「ありがとう啓太君。もう代わろうか」
その言葉に、僕はプルプルと首を振る。
だって、まだ洗ってないところが残っているんだ。
「まだ大丈夫!」
そう僕が言うと、「そうかい?悪いねえ」と言って、何故かおじさんは僕からタオルを取り上げる。
どうしたのかと見上げれば、「もうタオルは要らないよ」と言われた。
「今度はおじさんのオチンチンを洗って欲しいんだ。
でもここは大事なところだから、啓太君の手で優しく洗わなきゃダメだよ」
「うん、分かった!」
頷いた僕に、いい子だね、と笑いかけて、おじさんはタオルから泡を搾って自分の股間に乗せた。
僕は言われた通り、優しく、優しくその上からおじさんのオチンチンを洗っていく。
見慣れない大人の男の人のオチンチンは僕のとは全く形が違っていて、先っぽから括れを指でクニクニとなぞると、ムクムクと大きくなっていった。
それが面白くて、僕はちょっとだけ力を入れて、指で輪を作って根本から括れまでを何度も往復させる。
そうすると何故か、おじさんの息遣いが段々と荒くなって行った。
痛いのかと慌てて手を止めると、おじさんに良いから続けて、と言われた。
「もっと根本から…、うん、上手だね啓太君…。ほら、先っぽを指でくるくる撫でて……、ああ、気持ち良いよ……」
褒められて調子に乗った僕は、更に指の動きを早めておじさんのオチンチンを洗う。
終いにはカチカチに硬くなったオチンチンを手の平全体で包み込みゴシゴシと摩ると、アッと言うおじさんの声と共に何かが飛んできて、僕の顔にびちゃびちゃと掛かった。
「わっ!」
慌てて手を離すけど、両手は泡だらけで顔を拭う事が出来ない。
そんな僕に気付いたのか、ハアハアと荒い息を吐いていたおじさんが代わりに拭いてくれた。
「ありがとうおじさん」
今のはもしかしたら精子じゃないのかなとは思ったけど、何故か言わない方が良いような気がして黙っていた。
そんな僕をじっと見詰めていたおじさんは、ニコッと笑うと、「今度はおじさんが啓太君を洗ってあげるよ」と立ち上がって、僕を椅子に座らせる。
そうしてさっきと同じようにたくさん泡立てたタオルで、僕の身体を優しく洗い始めた。
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