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2010年2月9日(火) 19:05 |
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美作豪雨から半年、被災地は
去年8月、美作市を襲った集中豪雨から半年が経ちました。 被災地では、依然として災害の爪あとは消えていません。 完全な復旧は、いつになるのか?被災地の今を取材しました。
豪雨の被害が特に大きかった美作市の土居地区です。 浸水被害にあったこの家は、半年たった今も復旧していません。 70年以上この家で生活してきた番能さん。 思い出の詰まった家に住むことが出来なくなり、現在は、勝央町の娘の家で暮らしています。 去年8月9日の集中豪雨により、美作市では土砂崩れが起こり1人が死亡、3人が重軽傷を負いました。 また、家屋の全壊や浸水などの被害は635世帯で、現在も5世帯が避難生活を余儀なくされています。 美作市の江見地区です。 半年の間に、復旧作業はほぼ完了したように見えますが、まだ、片づけが終わっていないところもあります。 完全な復旧は難しいのではと、地域の人は話します。 美作市内で、被害にあった橋や鉄柵の一部は壊れたままとなっており、いまなお、災害の恐ろしさを物語っています。 また、土砂崩れが起きた山肌もそのままの状態で残っており、周辺住民からは2次災害を心配する声も聞かれます。 美作市では、県などと協力して復旧作業を続けていくということです。 半年たった今も豪雨の被害が残る美作市。 住民の間から聞こえてくるのは、復旧とともに2次災害の防止をのぞむ切実な声です。
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