 |
2010年2月9日(火) 19:05 |
|
 |
国道2号線でトラックの積荷から劇物
9日朝、岡山市の国道2号でトラックに積んでいた劇物が、およそ4キロにわたって道路に漏れ出しました。 現場では、劇物の回収作業に手間取っており、現在も一部で通行止めが続いています。
午前7時前、岡山市中区倉田から東区光津にかけての国道2号上り線で、福山市の薬物製造業者のトラックから劇物の「重クロム酸」水溶液が道路に流出しました。 トラックには2基のタンクが積まれていましたが、そのうちの1基のバルブが緩んで漏れ出したものとみられています。 現場では、消防が劇物の無毒化作業を行っており、国道2号上り線は、現在も一部区間で通行止めとなっています。 トラックから漏れ出した「重クロム酸」は、クロムメッキやガラスの洗浄などに広く使われていますが、毒性が非常に強い環境汚染物質とされています。 専門家は、取り扱いには厳重な注意が必要と話します。 警察では、劇物が漏れ出した詳しい原因を調べると共に、毒物および劇物取締法違反の疑いで関係先の捜査を進めています。
|
|