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強力なパスワードの作り方

最近、便利なWebサービスが増えたため、多くのサービスを利用する機会が増えています。

そのときに、必ず必要となるのがパスワード(password)です。

このパスワード、覚えやすく短くすると誰かに見破られるリスクが高まり、長く複雑にすると自分自身が忘れてしまうというリスクが高まります。

「見破られる」といっても、あらゆるパターンを試してまでパスワードを突破する「暇な人」などそうはいないと思った方、要注意です。
パスワード突破にかかる時間を一覧表にまとめた資料があるのでご覧ください。

GIGAZINE - パスワードを突破するまでの速度一覧

5桁の「アルファベット、数値」混合パスワードなどは、スーパーコンピュータで一瞬に突破されてしまいます。
一方、8桁の「大文字、小文字、数値、記号」混合パスワードでは、スーパーコンピュータでも83日以上かかります。


今回は強力で覚えやすいパスワードの作成方法を記述します。

<強力なパスワード作成のルール>

1.長さは8文字以上
理想は14文字以上です。

2.大文字、小文字、数値、記号を組み合わせる
これらを組みあわせると推測が困難になります。
記号とは、
` ~ ! @ # $ % ^ & * ( ) _ - + = { } [ ] \ | : ; ” ‘ <> , . ? /
などです。

3.ユーザー名、ログイン名、本名、企業名、誕生日などを使用しない。
容易に推測されてしまいます。

4.辞書の単語、連続した文字を使用しない
辞書の単語も推測ツールを使用して容易に推測されてしまいます。
また、連続した文字とは、「aaaaa」や「12345」などで、これらも容易に推測されてしまいます。

5.複数サービスで同じパスワードを使い回さない
いずれかのパスワードが破られた場合、他のサービスも危険にさらされてしまいます。

7.定期的に変更する
同じパスワードを継続して使用しているとリスクが高まります。

8.自分の管理下にないコンピュータでパスワードを入力しない
インターネットカフェ、共有システム等には、入力キーを記憶して再現できるキーロガーといわれる悪意を持ったソフトが仕掛けられていることも考えられます。重要なパスワードの入力は極力避けましょう。


これらを守って作成したパスワードは、長く、複雑で、忘れやすいものとなってしまう可能性が高まります。
よって、自分だけの規則性を考えてパスワードを作成し、忘れないようにする必要があります。

ここで、強力で忘れにくいパスワードの作り方の一例を示します。

覚えられる文章の頭文字でパスワードを作成し、複雑さを増していく方法です。

1.文章を考える
My hobby is reading books.
I like cats and flowers.

2.単語の頭文字を抜き出し、ピリオドの代わりに/を用いる
mhirb/
ilcaf/

3.それぞれの先頭を大文字とし、間に記号+を用いて結合する
Mhirb/+Ilcaf/

4.利用サービスにコードを設定し、最初に挿入する。
例えば、
Google = 1
Yahoo = 2
などと自分で設定する。
今回Googleのパスワードを作成するとすると、”1″を先頭に設定すると決めて次のようになります。

1Mhirb/+Ilcaf/

これで完成です。

新しいパスワードを設定したら、パスワードチェッカーでテストしてみてください。

パスワードチェッカー

今回作成したキーワードは「最強」となりました。

新たにご自身のパスワード設定ルールを作成し、強力なパスワードを作成しましょう。

参考
強力なパスワード : その作り方と使い方

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