民主党の小沢一郎幹事長は8日の記者会見で、4月下旬からの大型連休中に検討している民主党議員団の米国訪問について「せっかく行くとすればオバマ大統領にも、それなりの時間を取っていただかないと困る」と米側に伝えたことを明らかにした。与党幹部が訪米の前提として、大統領との面会を求めるのは極めて異例だ。
民主党議員団の訪米は2日に小沢氏と会談したキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が要請した。小沢氏は会談で、昨年末に民主党議員団が中国を訪問した際、胡錦濤国家主席の出迎えを受けたことに触れ、大統領との面会を求めたという。
小沢氏は8日の会見で「政策的な議論は政府がやることだから、私どもが(米国に)行ったとしても議論することはない」と米側に伝えたことも明らかにした。
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