2010年2月9日 22時27分更新
株式や商品の先物取引などの投資をもちかけられ、多額の金をだまし取られたなどの被害を訴える人が後を絶たないことを受けて、弁護士が電話で相談に応じる「投資被害110番」が岡山市で行われました。
「投資被害110番」は岡山弁護士会などが岡山市北区南方の弁護士会館で行い、あわせて7人の弁護士が交代で相談に応じました。
午後4時の締め切りまでにあわせて9件の電話相談が寄せられ、弁護士会によりますと未公開株への投資に関しての相談が多かったということです。
このうち70代の男性からは「近く上場予定だと持ちかけられて、複数の会社の未公開株を買い450万円を支払ったが、その後、仲介した会社と連絡がとれなくなった」という相談が寄せられ、弁護士が詳しく聞いていました。
岡山弁護士会の杉本秀介弁護士は「最近は未公開株や金の取り引きなどをめぐって被害に遭うケースが目立つ。絶対にもうかるとかリスクが少なく有利だなどという話はまず怪しいと思ってもらい、被害にあった場合はできるだけ早めに相談して欲しい」と呼びかけています。