2010年2月9日 22時27分更新
去年8月、美作市で起きた豪雨災害から9日で半年です。
美作市は当時、川の状況がわからず住民への避難の呼びかけが後手に回った教訓から県が管理している市内の3つの川に市独自に監視カメラや水位計などを取り付けることを決めました。
去年8月9日、美作市を襲った集中豪雨では、1人が死亡、4人がけがをしたほか、600棟あまりの建物が全半壊したり、水につかるなどの被害を受けました。
美作市役所では当時、川の状況が把握できずに住民への避難の呼びかけなどが後手に回ってしまった教訓から、県が管理している市内の3つの川に監視カメラ5台と雨量計3台それに水位計2台を独自に設置することを決めました。
美作市によりますと、設置する場所ははんらんした山家川など3つの川の上流部分で市では「川の上流部を監視して、情報を得ることで、下流部の危険をいち早く察知して防災につなげたい」と話していています。
岡山県などによりますと国や県が管理している河川に市が独自に水位計を取り付けるのは中国・四国地方では初めてということです。
美作市ではことし4月以降もカメラなどの数を増やすことにしていて今月16日から始まる市議会に提案する来年度予算案に購入や設置などの費用を盛り込むことにしています。