福井市出身の二人のボクサーによる日本フライ級タイトルマッチ十回戦が八日、東京・後楽園ホールで行われた。同級王者の清水智信(28)=金子、世界ボクシング評議会(WBC)同級6位=が、挑戦者の小林タカヤス(30)=川島、WBC同級13位=に七回59秒TKO勝ちし、三度目の防衛を果たした。
試合序盤から的確なジャブでペースを握った清水は、二回にカウンターでダウンを奪った。回を重ねるごとに相手の動きを読んで、有効打を重ねた。小林も果敢に清水の懐に飛び込んだが、決定的なパンチを決められなかった。 (藤共生)