枝野幸男氏:行政刷新相に 仙谷氏は国家戦略担当相に専念

2010年2月9日 23時36分 更新:2月10日 1時19分

枝野幸男衆院議員=内藤絵美撮影
枝野幸男衆院議員=内藤絵美撮影

 鳩山由紀夫首相は9日、民主党の枝野幸男元政調会長(45)を行政刷新担当相に起用する方針を固めた。国民の支持を受けた昨年11月の「事業仕分け」で統括役を務めた枝野氏に公益・独立行政法人改革を担わせ、政権浮揚を図る狙いがあるとみられる。現在、行政刷新担当相を兼務している仙谷由人国家戦略担当相の兼務を解いて任命する。10日に認証式を行う。

 枝野氏は衆院埼玉5区選出で当選6回。民主党の小沢一郎幹事長と距離を置く議員として知られる。小沢氏が代表となる前は政調会長や憲法調査会長など党の要職を歴任していたが、政権交代後は無役となっていた。政府関係者は今回の起用について、「小沢氏の了解は取っている」としている。

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 枝野 幸男氏(えだの・ゆきお)弁護士、党政調会長・幹事長代理。東北大法、衆院埼玉5区、当選6回。45歳。

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