世界に向けて、英語でも謝罪 トヨタ社長リコール会見(1)
2月9日16時28分配信 産経新聞
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記者会見する豊田章男社長=9日午後、東京都文京区(松本健吾撮影)(写真:産経新聞) |
[フォト]会見の冒頭で頭を下げる豊田章男社長
豊田社長「さきほど、国土交通省にプリウス、プリウスのプラグインにハイブリッドのサイ、レクサスHS250の4車種について、制動装置のリコールを届け出た。ご愛用のお客さまにはお手数をおかけし大変申し訳ないが、販売店より間もなく連絡がいくのでお待ち頂きたい」
「多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけし、この場をかりて改めておわび申し上げます。4車種は雪道などの滑りやすいところに低速でさしかかると、表現は難しいが、ほんの一瞬ブレーキが抜ける」
「お客さまの不安だという声を真摯(しんし)に受け止め、安心して乗っていただくことを最優先にリコールを決めた。全世界で40万台が対象となった。欧米をはじめ、その他の地域でも迅速に対応する。プリウス以外の3車種については、準備がととのうまで、販売を停止する。お客さまにご不安を与え、誠に申し訳ない」
「先ほど説明した状況が発生した場合は、ブレーキを踏み込めば確実にとまることができるのでご対応ください。これを機に、『品質はトヨタの生命線』にたちもどり、私が陣頭指揮し、販売店やディーラーなどサプライヤーと一体となって信頼回復に努めたい」
豊田社長は、日本語に続き、世界の顧客へ向け、英語で、概略を説明した。
「しっかりと説明責任を果たしていない」との外国メディアの批判を受けたかたちだ。用意した紙に目を落としながら、注意深く英文を読み上げると、袖の役員席に退場。
続いて佐々木副社長が、正面のスライドを用いながら対象車両や台数などの細かい説明を始めたが、豊田社長は手元の資料と会場のメディアを交互に見つめて、口を真一文字に厳しい顔を緩めない。
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最終更新:2月9日18時43分
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