経済
養父のマックアース 長野のスキー場買収
マックアースグループとなった菅平高原パインビークスキー場=長野県上田市菅平高原 |
スキー場運営・旅館業のマックアース(養父市)は、長野・菅平高原の「菅平高原パインビークスキー場」の運営会社の株式大半を取得し、子会社化した。マックアースは2008年から全国のスキー場の買収や運営受託を進めており、運営に携わるのは4カ所目。一ノ本達己社長は「グループ内で相乗効果の出るスキー場があれば、今後も買収を進めたい」と話している。(西井由比子)
子会社化したのは「菅平大松山開発」。1964年設立で資本金約1億2千万円、従業員数約80人。売上高は95年ごろのピーク時で約6億円あったが、ここ数年は半分に低迷、設備投資の負担増もあり、赤字が続いていた。菅平の村田一社長が代表権のない社長で留任。マックアースの一ノ本社長が代表権のある会長に就任した。
パインビークスキー場は、全国中学スキー大会や国際スキー連盟の公認大会などアルペンスキー競技会が多数開催され、年間の利用者数は約13万人。緩斜面のゲレンデでファミリー向けサービスを拡充するため、子どもでも乗りやすいエスカレーター式の「ムービングベルト」を整備した。
マックアースは、61年に一ノ本氏の父が知人らと養父市のハチ高原で始めた「食堂白樺荘」が起源。2008年に滋賀県のスキー場を買収して以来、運営受託や買収を進めている。夏場には学校などを対象に合宿型野外学習事業を展開している。従業員数は154人で年商37億円。2010年9月期は41億円を見込む。
若者のスキー離れや暖冬でスキー場の経営環境は厳しいが、一ノ本社長は「リフト待ちもなく、存分に楽しめる状況になった。各地に分散して持つことで、天候リスクを分散できる上、設備投資などでスケールメリットも出せる」と話している。
(2009/12/22 08:15)
経済
- 新型波力発電、欧州進出狙う 神戸大発ベンチャー(2/9 11:00)
- 重点投資港湾「阪神港」拡大を 神戸市長ら提案(2/9 09:27)
- JR三ノ宮駅東地区 再開発ビル3月着工(2/9 09:25)
- 県内1月企業倒産 前年同月比4・9%減(2/9 09:22)
- 不況対策で週1回休業へ ヤマトヤシキ姫路店(2/7 09:22)
- 建設中スパコンの能力100倍「次々世代」開発へ(2/7 09:30)
- 環境産業強化を確認 関西財界セミナー閉幕(2/6 09:20)
- 富士信組、大阪協栄信組と合併合意 10月めど(2/5 22:20)
- 1月の景気動向改善 兵庫県内(2/5 08:22)
- JR西が採用計画発表 2011年度は1150人(2/5 07:46)