いじめで自殺と同級生らを提訴 愛知、高2女生徒の母親愛知県岩倉市の高校2年の女子生徒=当時(16)=が神経症を発症して06年に自殺したのは、中学1年で受けたいじめが原因だとして、母親の高橋典子さん(51)が11日、同級生8人や親、通っていた私立名古屋経済大市邨中学(名古屋市)などに計約4260万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。 訴状によると、女子生徒は02年、同級生から無視されたり「死ね」と落書きされるなどの嫌がらせを受け、同中学を1年で退学。地元の公立中学に転校した後も電話などで脅され続け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や神経症の症状が現れて治療していたが、高校進学後の06年8月、自宅マンションから飛び降り自殺した。 母親は、同級生はいじめで女子生徒の神経症を引き起こし、同級生の親は監督者として責任を負っていたと主張。中学はいじめを認識しながら何の対応もせずに最悪の結果を招き、精神的苦痛を与えられたとしている。 中学側は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。 【共同通信】
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