4日午前9時5分ごろ、東北新幹線の新花巻―いわて沼宮内駅間で、停電が起きた。約10分後に復旧したが、盛岡駅で停車していた「やまびこ48号」(盛岡発東京行き、10両編成)の乗客が後続列車に乗り換えるなどして約800人に影響した。
JR東日本新幹線運行本部によると、やまびこ48号の集電装置「パンタグラフ」を下げて送電したところ、同14分に復旧した。この車両は3日に仙台市内の同社施設で定期検査を終え、営業運転を再開したばかりだという。
「黒煙が上がっている」との乗客の目撃情報があり、4号車上のパンタグラフに黒いすすが付着していた。整備不良の可能性もあるとみて調べている。