日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの社会ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 社会
  3. 政治ニュース

続投お墨付き…小沢氏堂々の居座り宣言

 民主党の小沢一郎幹事長(67)は8日、定例の記者会見で鳩山由紀夫首相に幹事長続投の確認をとったと堂々の“居座り宣言”をした。大型連休中の訪米にも意欲満々で、オバマ大統領との会談を要求したことも明かした。各種世論調査で「幹事長を辞任すべき」という声が強いことについては「不正なカネをもらっているという報道がずっと続いていた。潔白だったという報道を続けた後に調査してほしい」と報道の影響とした。

 小沢氏は8日昼、官邸で鳩山首相と会談した。部屋を出たのはわずか10分後。事実上、幹事長続投確認の場だった。それでも小沢氏は帰り際、「続投か」と報道陣に問われ「定例会見がありますから」とだけ述べ、去就を明かさなかった。午後6時からの会見には小沢氏が何を発言するかと、大勢の報道陣が集まった。

 小沢氏は鳩山首相との会談について「この仕事(幹事長)を続けてよろしいかと話をしたら、『一生懸命頑張ってほしい』ということだった」と、承認を得たと明かし、幹事長続投が正式に決まった。

 各種世論調査では7割以上が「幹事長を辞任すべき」と求めているが、小沢氏は事もなげに答えた。

 「ここ1カ月、小沢は水谷建設やその他の会社から不正なカネを受け取ったけしからん人物という報道が、ずっと続いた。その直後の世論調査だ。(東京地検特捜部の捜査で)小沢は不正なカネを受け取っていなかったと明らかになった。私の願いとしては、小沢一郎は不正な献金は受け取ってない、潔白だったという報道を続けてもらいたい」。辞任論は、報道のせいと言わんばかりだった。

 強気の発言も復活。2月2日、キャンベル国務次官補から大型連休中の訪米要請を受けた際、「せっかく行っても大統領に十分時間を取ってもらわなければ困ると言っときました」と、オバマ大統領との面会を条件にしたことを明かした。

 説明責任についても「あらゆることで捜査対象になり、証明したのが今の結果(不起訴)。これ以上の説明はない」「現実に検察当局の強制捜査を受けて、私自身も2度、事情の説明をいたしました。その結果がこういう(潔白という)結果ですから、これ以上の説明はないと思っています」。と突っぱね、「夏の選挙(参院選)が最大の目標」と、参院選での指揮にも意欲満々だった。自ら疑惑の“幕引き”に動いたこの日の首相との会談と会見だった。

 [2010年2月9日6時59分 紙面から]


関連ニュース




キーワード:

小沢一郎




社会ニュース

記事バックナンバー


政治ニュース

記事バックナンバー


経済ニュース

記事バックナンバー


国際ニュース

記事バックナンバー





この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます

  1. 1  フジテレビがHPで詐欺注意のお知らせ - 社会ニュース
  2. 2  自民離党の田村議員、民主に入党 - 政治ニュース
  3. 3  小沢一郎幹事長、髪の分け目をチェンジ! - 政治ニュース
  4. 4  ビキニで日光浴、サクラ咲くバンクーバー - バンクーバー五輪 五輪一般
  5. 5  石川被告が離党、議員辞職しない意向示す - 政治ニュース


日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 社会
  3. 政治ニュース

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS SportsTicker

ここからフッターナビゲーションです