防衛0回?亀田大毅に“国民の期待”は…
亀田大毅は1度も防衛できない?7日にデンカオセーンを判定で破り、WBA世界フライ級新王者となった亀田大毅(21=亀田)。反則行為を連発し、大バッシングを浴びた07年10月の内藤大助戦から850日…。どん底から頂点に立った大毅だが、ボクシングファンは厳しい姿勢を崩していないようだ。
スポニチアネックスでは7日の試合後から翌8日夜までサイト上で緊急アンケートを実施。全648件の回答が寄せられたが、「試合を見た?」という質問には75%が「見た」と回答し、関心の高さを示した。しかし「大毅選手は何回防衛できると思う?」の質問には厳しい意見が続出。何と6割近い58%が「0回」と答え、次いで「1回」17%、「2回」11%、「3回」7%。「4回」「5回」「6回以上」を予想した人は合計でも7%にとどまった。
「0回」と答えた人の多くはデンカオセーン戦の試合内容に失望したとコメント。「あれが本当に世界戦だったのか」「マッチメークの勝利」「もっと挑戦者として積極的に戦って欲しい」「世界戦と言うにはあまりにもレベルの低い試合。今のままでは相手を選ばない限り防衛は難しい」「相手の力の衰え、モチベーションの低下、地の利で勝ったということ。彼の力量は世界王者のレベルにはない」と、大毅にとっては耳の痛い感想が多く寄せられた。また、先輩王者の「西岡、長谷川並みの試合をやれ」という、少々レベルの高すぎる要求もあった。
少数派ではあるが「4回」「5回」「6回以上」の長期防衛を予想した人は、逆に大毅の成長を評価。「足を使いながらのジャブ打ちから乱打戦、すべてにおいて前王者を上回っていた」「これまでと違う足を使ったボクシングができていた。相当努力したと思う。伸びしろもまだある」などのコメントが寄せられた。
指名試合が義務付けられている元王者・坂田健史が所属する協栄ジムとファイトマネーをめぐって係争中のため、王座返上の可能性も浮上している大毅。58%の予想通り、「防衛0回」となってしまうのか――。
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